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東京電力ホールディングス、東京都とグリーン水素製造プロジェクトを推進 ― 2028年度運転開始へ
東京電力ホールディングス(以下、東電HD)は2025年6月20日、東京都と共同で江東区の中央防波堤外側埋立処分場において、太陽光発電由来の再生可能エネルギーを活用した「グリーン水素」の製造施設を整備すると発表しました。このプロジェクトは、東京都産... -
東京電力、柏崎刈羽原発6号機で燃料装荷完了 再稼働に向けた健全性確認へ
東京電力ホールディングス(TEPCO)は、2025年6月21日に柏崎刈羽原子力発電所6号機(1356 MWe)の核燃料装荷を完了したと発表しました。使用済み燃料プールから転送装置で872体の燃料集合体を炉心へ移動・装荷し、大きなトラブルは発生せず、安全に作業が... -
JERAが冬期限定のLNG調達契約を豪ウッドサイドと基本合意
国内最大の火力発電主体であるJERAは2025年6月20日、オーストラリアのエネルギー大手ウッドサイド・エナジー・グループと、液化天然ガス(LNG)を冬期に限定して調達する基本合意を締結しました。2027年度から5年間、12~2月の3か月間に毎年20万トン(累計... -
原子力発電所周辺自治体への支援拡大を検討―公平性視点で全国対応へ
電気事業連合会(電事連)の林欣吾会長(中部電力社長)は6月20日の記者会見で、原子力発電所の周辺自治体に対する国の支援対象範囲の拡大について、「地域間の公平性を維持するため、全国規模での対応が必要だ」と述べました。新潟県知事らの要望に応じ、... -
INPEX、ジャカルタ事務所でグリーン電力を導入
INPEXはインドネシア・ジャカルタにある事務所(Sentral Senayan I)で使用する電力を、2024年1月より再生可能エネルギー由来の「グリーン電力」に全面的に切り替えました。事務所はビル所有者であるPT Sentral Trikarya Sempana(STS)を通じて電力を供給... -
JERA、マレーシア・ペトロナスとLNG調達で協業を模索
日本最大の火力発電事業者であるJERAは、2025年6月16日にマレーシアの国営石油会社ペトロナスと、液化天然ガス(LNG)の安定供給に向けた協業を検討する覚書(MoU)を締結しました。契約はクアラルンプールで開かれた「Energy Asia 2025」会議にて行われま... -
コスモエコパワー、茨城県7.2MWの太陽光発電所から長期電力調達契約を締結
コスモエコパワー(東京・品川)は、茨城県つくば市など北関東地域にあるエネグローバル社運営の太陽光発電所7カ所(合計出力7.2 MW)と、16年間にわたる電力購入契約(PPA)を締結したと発表しました。購入電力は、グループの電力小売事業を担うコスモエ... -
NTTデータがコンテナ型データセンターを展開へ—生成AI時代に向けた柔軟・高速・省コストなインフラ構築
NTTデータは2025年度中に、首都圏においてコンテナ型データセンター(DC)の提供を開始する方針を明らかにしました。東京都千代田区に拠点を置くゲットワークスと共同開発した試作機をもとに、冷却性能や熱負荷などのデータを収集・分析する実証実験を実施... -
九州電力グループ・九電みらいエナジーが五島沖で潮流発電の商用実証開始
九州電力の再生可能エネルギー部門を担う子会社、九電みらいエナジー(福岡市)は、長崎県五島市沖の「奈留瀬戸」にて、商用規模の潮流発電(出力1,100kW)の実証運転を2025年5月に正式に開始しました。これは日本初の1,000kW級潮流発電機の商用接続事例で... -
ヴィーナ・エナジーがデータセンター開発子会社を設立—再生エネ電力供給を強化
シンガポールを拠点とする再生可能エネルギー開発企業ヴィーナ・エナジーは2025年3月28日、データセンター開発を専門に手がける子会社「ヴィーナ・ネクサス」を設立したと発表しました。日本法人の傘下にも同様の開発子会社を立ち上げ、国内外でAI向けデー...