業界ニュース– category –
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北九州で始動した国内初のバージ型浮体式洋上風力発電
2025年4月22日、SMFLみらいパートナーズ、グローカル、合人社グループ、コトブキ技研工業、中国電力、リニューアブル・ジャパンの6社が共同出資で設立した「ひびきフローティングウィンドパワー合同会社(HFWP)」は、福岡県北九州市響灘沖の海域において... -
台風・塩害下で性能検証──宮古島で始まったフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証研究
2025年3月18日、積水化学工業と積水ソーラーフィルム(SSF)、沖縄電力、ユニチカの4社は、防草シート上に設置したフィルム型ペロブスカイト太陽電池の共同実証研究を、沖縄県宮古島市内の沖縄電力管理敷地にて開始しました。実証は、台風や高塩分潮風が年... -
Appleの環境イニシアチブ、2015年比で温室効果ガス60%削減を達成
米Appleは4月16日(現地時間)、4月22日のアースデイに先駆けて同社の環境取り組みと最新の進捗状況を公表しました。2015年比で自社およびサプライチェーンを含むグローバルの温室効果ガス(GHG)排出量を60%以上削減したと報告。2030年までに全事業をカ... -
塩分濃度差発電のポテンシャル解明──1基6MWで太陽光・風力と肩を並べる新事実
海水と淡水の塩分差を利用した「塩分濃度差発電」で、国内109河川河口設置時の発電量を山梨大学グループが初めて詳細に予測しました。得られた結果は、1基あたり平均6MWと、太陽光(4MW)や風力(13MW)に匹敵するレベルと判明。信濃川、石狩川、木曽川な... -
日立×住友化学、AIでエネルギー最適化した生産計画を実工場で検証開始
2025年3月27日、日立製作所と住友化学は、AIを軸に生産計画とエネルギー消費の最適化を同時に実現する「生産計画自動立案システム」の実証を、住友化学千葉工場・袖ケ浦地区(千葉県袖ケ浦市)で開始したと発表しました。製造現場のDX(デジタルトランスフ... -
洋上浮体型グリーンデータセンターの実証を開始──Z洋上浮体型データセンター
NTTファシリティーズ、日本郵船、ユーラスエナジーホールディングス、三菱UFJ銀行、横浜市の5者は共同で、浮体式係留施設を活用した「洋上浮体型グリーンデータセンター」の実証実験を開始します。2025年3月27日に覚書を締結し、横浜市・大さん橋ふ頭にミ... -
ミサワホーム、ZEHを超える「GX志向型住宅」仕様を戸建・賃貸商品に追加
ミサワホームは2025年3月18日、木質系工業化住宅および耐震木造住宅の商品群において、政府が定めるZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)水準を上回る省エネ性能「GX志向型住宅」を満たす新仕様「スマートテックGXプラス」を導入すると発表しました。同仕様は... -
世界の都市部若年層が電気自動車を支持――日産×Economist Impact調査
日産自動車は2025年3月6日、英国の調査機関Economist Impactに依頼した都市部在住18~30歳の若年層を対象とするモビリティ選好調査の結果を発表しました。世界5大陸15都市、合計3,750人の回答を集計したところ、現在のEV所有率が23%である一方、10年後の... -
Infineon、CoolSiC MOSFET 650V に Q-DPAK/TOLL パッケージを追加――電力密度と放熱性能を強化
2025年2月、Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、高耐圧かつ高効率を誇る「CoolSiC MOSFET 650V」ディスクリート製品ラインに、Q-DPAK と TOLL の 2 種類のパッケージファミリーを新たに追加したと発表しました。これにより、自動... -
カナダ産木質ペレットの持続可能性と日本のバイオマス発電の未来
バイオマス発電の現状と課題 日本のバイオマス発電は、2012年の固定価格買取制度(FIT)の導入を契機に急速に拡大し、2023年度には発電電力量の約4.1%を占めるまでに成長しました。しかし、国内の木質バイオマス燃料の供給量には限界があり、輸入木質ペレ...