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BlossomEnergyが黒鉛蓄熱電池「G‑TES」で再エネ熱利用の実証実験を開始
東京都千代田区に本社を置くBlossomEnergy(代表取締役:浜本真平氏)は、グラファイト(黒鉛)を用いた蓄熱電池「Blossom Energy G‑TES」を開発し、2025年夏から広島県内で実証試験を開始すると発表しました。余剰再生可能エネルギーを黒鉛で熱に変換・蓄... -
日本政府が地方にギガワット級データセンター集積を目指す理由
現在、日本のデータセンター(DC)は首都圏と関西圏に集中しており、両地域で面積換算約90%を占めています。政府は2030年代を視野に、地方に複数のギガワット級DCクラスターを整備する方針を表明しました。その背景には、地域経済活性化や防災観点、通信... -
AZAPAが「半自動交換式バッテリー」の実証を開始へ―小型EVで充電時間の課題に挑む
名古屋市に本社を構えるAZAPA株式会社(代表取締役社長:近藤康弘氏)は、電気自動車(EV)の普及における最大の障壁のひとつである充電時間の長さやインフラ不足の課題解決を目的に、自社開発の「半自動交換式バッテリー」の実証実験を2025年7月にも開始... -
東京電力ホールディングス、東京都とグリーン水素製造プロジェクトを推進 ― 2028年度運転開始へ
東京電力ホールディングス(以下、東電HD)は2025年6月20日、東京都と共同で江東区の中央防波堤外側埋立処分場において、太陽光発電由来の再生可能エネルギーを活用した「グリーン水素」の製造施設を整備すると発表しました。このプロジェクトは、東京都産... -
東京電力、柏崎刈羽原発6号機で燃料装荷完了 再稼働に向けた健全性確認へ
東京電力ホールディングス(TEPCO)は、2025年6月21日に柏崎刈羽原子力発電所6号機(1356 MWe)の核燃料装荷を完了したと発表しました。使用済み燃料プールから転送装置で872体の燃料集合体を炉心へ移動・装荷し、大きなトラブルは発生せず、安全に作業が... -
JERAが冬期限定のLNG調達契約を豪ウッドサイドと基本合意
国内最大の火力発電主体であるJERAは2025年6月20日、オーストラリアのエネルギー大手ウッドサイド・エナジー・グループと、液化天然ガス(LNG)を冬期に限定して調達する基本合意を締結しました。2027年度から5年間、12~2月の3か月間に毎年20万トン(累計... -
原子力発電所周辺自治体への支援拡大を検討―公平性視点で全国対応へ
電気事業連合会(電事連)の林欣吾会長(中部電力社長)は6月20日の記者会見で、原子力発電所の周辺自治体に対する国の支援対象範囲の拡大について、「地域間の公平性を維持するため、全国規模での対応が必要だ」と述べました。新潟県知事らの要望に応じ、... -
INPEX、ジャカルタ事務所でグリーン電力を導入
INPEXはインドネシア・ジャカルタにある事務所(Sentral Senayan I)で使用する電力を、2024年1月より再生可能エネルギー由来の「グリーン電力」に全面的に切り替えました。事務所はビル所有者であるPT Sentral Trikarya Sempana(STS)を通じて電力を供給... -
JERA、マレーシア・ペトロナスとLNG調達で協業を模索
日本最大の火力発電事業者であるJERAは、2025年6月16日にマレーシアの国営石油会社ペトロナスと、液化天然ガス(LNG)の安定供給に向けた協業を検討する覚書(MoU)を締結しました。契約はクアラルンプールで開かれた「Energy Asia 2025」会議にて行われま... -
コスモエコパワー、茨城県7.2MWの太陽光発電所から長期電力調達契約を締結
コスモエコパワー(東京・品川)は、茨城県つくば市など北関東地域にあるエネグローバル社運営の太陽光発電所7カ所(合計出力7.2 MW)と、16年間にわたる電力購入契約(PPA)を締結したと発表しました。購入電力は、グループの電力小売事業を担うコスモエ...