クボタが営農型太陽光発電を拡大―年間6000世帯分の電力供給へ

クボタが営農型太陽光発電を拡大

クボタは、2025年4月2日、農地に太陽光発電設備を導入する「営農型太陽光発電」プロジェクトを拡大すると発表しました。栃木県と茨城県の農地を活用し、合計約15MWの新設設備を2025年12月から順次稼働させます。これにより、既存設備とあわせて一般家庭約6000世帯分に相当する年間電力量を供給可能となります。

新たに導入する設備と発電量

クボタは新たに60ヘクタールの田畑(コメ、麦、大豆栽培地)に太陽光パネルを設置します。農作業に必要なスペースと日射量を確保しながら発電するシステムを採用し、農業と発電を両立します。発電した電力は、筑波工場や堺製造所など同社の主要拠点へ100%供給され、既存の営農型太陽光発電システムとあわせて年間約1万400トンのCO₂排出削減効果が見込まれます。

既存設備との総合計と今後の展開

クボタは2024年7月に約5MWの営農型太陽光発電を開始しており、今回の拡大によって総設備容量は約20MW、総農地面積は約80ヘクタールに達します。今後も再生可能エネルギーを活用し、農業と環境負荷低減を両立させる取り組みを継続していく方針です。

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