リミックスポイントは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用して設置済みの太陽光発電所を自社で取得・運営する国内初のFIP(市場価格連動型制度)転換事業に着手します。2025年7月ごろに工事を開始し、2026年度中の本格稼働を目指しています。
九州電力管内での運用と需給調整への寄与
リミックスポイントはまず九州電力エリア内でこの事業を推進し、自社所有の太陽光発電所を実際に運用して電力需給バランスの安定化に貢献します。蓄電池を併設しながら発電データを蓄積し、FIP移行後の最適運用スキームを構築する計画です。
技術的な知見と将来への提案基盤
このフェーズでは、既設太陽光発電所に蓄電池を組み合わせることで、FITからFIPへの移行に必要なノウハウを社内に蓄積します。実際の運用データを分析し、発電事業者が市場価格連動型制度下で収益を最大化できる具体的な提案を行うための基盤を整備します。
発電事業者支援とSDGsへの貢献
同社は、FIT制度下で収益面の課題を抱える発電事業者をサポートしつつ、持続可能な社会の実現を目指します。自社運営を通じて得られる知見を活用し、将来的には他社所有の太陽光発電所にも同様の支援を展開する考えです。
事業エリアの段階的拡大
第一段階の九州電力管内での取り組みを皮切りに、得られた運用実績やノウハウを全国に展開していく方針です。FIP移行の先駆けとして、事業領域を順次拡大し、再生可能エネルギー市場の成長を後押しします。
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