【多摩電子工業株式会社】“地域密着型ものづくり企業”が挑むエネルギー革新とSDGs――八王子から世界へ

東京都八王子市に本社を構える多摩電子工業株式会社(代表取締役社長:奥村真一郎氏)は、スマートフォンアクセサリー、車載用電装品、ワイヤレス機器などの企画・開発・製造を手がける中小製造企業です。創業から40年以上、技術力と品質に裏打ちされた製品展開を行う一方で、近年はSDGsに基づく事業変革と地域共生をテーマに、環境・教育・働き方改革を軸とした取り組みを積極的に進めています。


スマートファクトリー化によるエネルギー改革

工場のスマート化による省エネ実績

同社では、工場運営において**高効率LED照明、スマート空調システム、EMS(エネルギー管理システム)**を導入。これにより、電力使用のリアルタイム可視化が可能となり、ピークカット制御や自動制御の最適化により、過去5年間でエネルギー使用量を約20%削減しました。

社内の環境意識向上活動

製造業としての責任を果たすだけでなく、地域の脱炭素推進にも貢献しており、社員の環境意識向上を目的とした省エネ勉強会も定期的に開催されています。

「中小企業であっても、工場のスマート化は十分に実現可能です。エネルギー効率の改善は、企業価値と地域責任の両立につながります。」(代表取締役社長 奥村真一郎氏)

(対応SDGs:SDG 7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」)


環境配慮型製品とグリーン物流の推進

エコ製品と再生素材の活用

製品開発においては、再生プラスチックを利用したスマートフォンアクセサリーや、エコ素材パッケージの採用を進めています。

サステナブルな物流構築

また、製品の配送に関しても、カーボンオフセット型物流サービスの導入により、サプライチェーン全体でのCO₂排出削減を目指す体制を整えています。

環境省の「サステナブル物流モデル事業」にも参画しており、製造・流通両面から環境配慮を徹底しています。

(対応SDGs:SDG 12「つくる責任 つかう責任」、SDG 13「気候変動に具体的な対策を」)


地域密着型の教育支援と人材育成

地元学校との連携による次世代育成

多摩電子工業は、地元の大学・高校との産学連携プロジェクトやインターンシップ受け入れを通じて、次世代人材の育成を行っています。

小学校への出前授業

また、近隣の小学校に対しては、**「電気のしくみを学ぶ出前授業」**を実施。子どもたちが電気製品の内部構造や電気の流れを体験的に学べる機会を提供しています。

これらの活動は、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、将来の地域人材とのつながりを築く重要な役割も担っています。

(対応SDGs:SDG 4「質の高い教育をみんなに」、SDG 9「産業と技術革新の基盤をつくろう」)


多様性と柔軟な働き方を両立した職場づくり

働き方改革の取り組み

同社では、時差出勤制度、在宅勤務制度、短時間正社員制度など、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を支援しています。とくに子育て中の社員やシニア人材の活用においては、多摩地区でも先進的なモデルとなっています。

多様性を尊重する職場文化

また、社内には女性技術者や外国籍スタッフも在籍し、部門横断型で多様なチーム構成が実現されています。こうした多様性を尊重する文化は、離職率の低下や社内エンゲージメント向上にもつながっています。

(対応SDGs:SDG 5「ジェンダー平等を実現しよう」、SDG 8「働きがいも経済成長も」)

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