シンガポールを拠点とする再生可能エネルギー開発企業ヴィーナ・エナジーは2025年3月28日、データセンター開発を専門に手がける子会社「ヴィーナ・ネクサス」を設立したと発表しました。日本法人の傘下にも同様の開発子会社を立ち上げ、国内外でAI向けデータセンターの再エネ運営を推進します。
シンガポールにおける事業再編と開発状況
シンガポールでは既存のデータセンター開発部門を「ヴィーナ・ネクサス」に統合し、これまで計画段階だった複数のプロジェクトを加速します。現時点で稼働中のデータセンターはないものの、再エネ由来の電力を活用した設計が進行中です。
日本市場でのパートナーシップ展開
日本では2025年2月、データセンター運営スタートアップQuantum Mesh(東京・中央区)と再エネを活用した小規模データセンター設置の覚書を締結しました。今後は北海道、東海エリアなど国内各地での実証プロジェクトを進める計画です。
アジア太平洋地域への展開計画
ヴィーナ・エナジーは、タイ、韓国、オーストラリア市場にも開発網を広げる方針を示しています。生成AIの普及に伴いデータセンター需要が急増する中、同社の大規模太陽光発電と組み合わせた再エネ供給モデルが競争力を高めています。
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