Japan Energy Times

乾燥機の電気代はいくら?ヒートポンプ・ガス・ヒーター式を徹底比較【2026年版】

電気代
乾燥機の電気代はいくら?ヒートポンプ・ガス・ヒーター式を徹底比較【2026年版】

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

乾燥機の電気代は、方式によって最大4倍以上の差があります。ヒートポンプ式(ドラム式洗濯乾燥機)なら1回19〜41円、電気ヒーター式なら62〜76円、ガス乾燥機(乾太くん)はガス代と合わせて約83円です(電力単価31円/kWh・東京電力2025年10月〜)。

以下ではタイプ別・容量別・メーカー別の電気代を一覧表で比較し、コインランドリーとのコスト差や節約に直結する使い方まで解説します。

白い洗濯乾燥機が並ぶランドリールーム

タイプ別・1回あたりの電気代(即答)

主要3方式の電気代(光熱費)を下表にまとめました。いずれも6kgの洗濯物を乾燥させる場合の目安です。

乾燥機タイプ別 1回あたりの光熱費比較(6kg・2025年基準)
タイプ 消費電力量の目安 1回あたりの光熱費 月額目安(週3回)
ヒートポンプ式(省エネ) 600〜720Wh 約19〜22円 約228〜264円
ヒートポンプ式(標準) 890〜1,330Wh 約28〜41円 約336〜492円
電気ヒーター式(縦型) 2,000〜2,450Wh 約62〜76円 約744〜912円
電気衣類乾燥機(単体・ヒーター) 1,800〜2,200Wh 約56〜68円 約672〜816円
ガス乾燥機(乾太くん・6kg) 電気:320Wh+ガス代 約83円(電気10円+ガス73円) 約996円

電力単価:東京電力従量電灯B 第二段階31円/kWh(2025年10月〜)。ガス代:東京ガス一般契約(2025年12月・約148円/m³)を基準に算出。ヒートポンプ式の数値はパナソニック・東芝・日立各社カタログ公表値より。

ポイント:「ヒートポンプ式が安い」はなぜか

ヒートポンプ式は「空気中の熱を集めて洗濯物に当てる」仕組みです。電気をそのまま熱に変えるヒーター式と比べ、同じ熱量を得るのに必要な電気量が1/3〜1/4で済みます。消費電力量が低いため、ランニングコストが長期間にわたって有利になります。

容量別(5kg・8kg・10kg)の電気代比較

乾燥容量が大きいほど消費電力量が増え、1回あたりの電気代は高くなります。ヒートポンプ式で比較します。

ヒートポンプ式ドラム式洗濯乾燥機 容量別 電気代比較(省エネモード)
容量 消費電力量(目安) 1回あたりの電気代 月額(週3回) 年間電気代
5kg前後(小型) 約500〜600Wh 約16〜19円 約192〜228円 約2,304〜2,736円
8kg(標準) 約700〜900Wh 約22〜28円 約264〜336円 約3,168〜4,032円
10kg(大容量) 約1,000〜1,200Wh 約31〜37円 約372〜444円 約4,464〜5,328円

月額は週3回(月13回)、年間は週3回・52週として試算。容量が2倍(5kg→10kg)になっても電気代が2倍にはならない点は、省エネ性能の高さを示しています。大家族で大容量機を選んでも、電気代の差は年間2,000円程度に収まります。

メーカー別の電気代比較

パナソニック・日立・東芝・シャープの主力モデルの消費電力量(乾燥1回・カタログ公表値)を比較します。いずれも2024〜2025年の発売モデルです。

メーカー別ドラム式洗濯乾燥機 乾燥1回あたりの電気代(ヒートポンプ式)
メーカー 代表モデル 乾燥容量 消費電力量(省エネ) 1回の電気代(省エネ) 消費電力量(標準) 1回の電気代(標準)
パナソニック NA-LX127D 6kg 620Wh 約19円 890Wh 約28円
東芝 TW-127XP4 7kg 720Wh 約22円 1,330Wh 約41円
日立 BD-STX120HL 6kg 680Wh 約21円 950Wh 約29円
シャープ ES-12X1 6kg 590Wh 約18円 820Wh 約25円

シャープのES-12X1はヒートポンプとサポートヒーターを最適制御する「プラズマクラスター乾燥」が特徴で、4メーカー中最も低い消費電力量を実現しています。一方、東芝のTW-127XP4は標準モード時の消費電力量が多い反面、乾燥スピードが速い「Ag+」抗菌乾燥機能を持ちます。

洗濯乾燥機一体型 vs 乾燥機単体の電気代比較

「乾燥機単体(電気衣類乾燥機)と洗濯乾燥機一体型(ドラム式)、どちらが電気代は安いか?」という疑問を解消します。

洗濯乾燥機一体型(ヒートポンプ式)のメリット

  • 1回あたりの電気代が19〜41円と最も安い
  • 洗濯〜乾燥を連続で自動実行できる
  • 省スペース(1台で完結)
  • 年間電気代の差が5,000〜20,000円になる場合がある

電気衣類乾燥機(単体・ヒーター式)のメリット

  • 本体価格が2〜4万円と安い(一体型は20〜35万円)
  • 縦型洗濯機と組み合わせれば洗濯・乾燥を同時に別々の衣類で使える
  • 設置場所の自由度が高い
  • 初期費用を抑えたい場合に適している

電気代だけで比較すると一体型ヒートポンプ式が有利です。1回あたり約40〜57円の差(週3回使用なら年間約6,000〜8,800円の差)があります。ただし本体価格差が15〜30万円あるため、電気代の差で元を取るには7〜10年程度かかる計算です。

コインランドリー vs 自宅乾燥機:月額・年間コスト比較

「コインランドリーの方が安いのでは?」という声をよく耳にします。実際の月額・年間コストで比較します。

コインランドリーの乾燥機は通常10分100円です。洗濯物(6〜8kg)をしっかり乾かすには30〜40分かかるため、1回300〜400円が相場です。

コインランドリー vs 自宅乾燥機 月額・年間コスト比較
利用方法 1回あたりのコスト 月額(週3回利用) 年間コスト
コインランドリー 300〜400円 約3,900〜5,200円 約46,800〜62,400円
自宅・ヒートポンプ式(省エネ) 約19〜22円 約247〜286円 約2,964〜3,432円
自宅・電気ヒーター式 約62〜76円 約806〜988円 約9,672〜11,856円
自宅・ガス乾燥機 約83円 約1,079円 約12,948円

週3回利用の場合、コインランドリーは年間約5〜6万円かかります。自宅のヒートポンプ式なら年間3,000円台で済むため、年間で約4〜5万円の節約になります。乾燥機本体代(20〜30万円)を差し引いても、5〜7年使い続ければコインランドリーよりお得になる計算です。

移動の手間・交通費・コインランドリーの混雑リスクを考慮すると、週2回以上乾燥機を使う家庭は自宅導入のメリットが大きいと言えます。

ガス乾燥機(乾太くん)は本当に高いのか

ガス乾燥機の光熱費は1回約83円と、ヒートポンプ式の約4倍です。ただし電気代だけで判断するのは早計です。

  • 乾燥時間が短い:6kgで約52分(ヒートポンプ式は2〜3時間)
  • 仕上がりがふんわり:80℃以上の高温熱風により、タオルや綿素材のふんわり感が高い
  • 花粉・ダニ対策:高温乾燥でアレルゲンを抑制

電気代(光熱費)で見るとヒートポンプ式に劣りますが、時短・仕上がりの観点では乾太くんが優れています。ガス管の引き込みが必要なため初期設置費用(工事費込み10〜20万円)がかかりますが、共働きや乾燥品質を重視する家庭には有力な選択肢です。

あわせて読みたい 浴室乾燥機の電気代は高すぎる?電気式vsガス式の比較と節約術【2026年版】

乾燥機の電気代を安くする節約術

どの方式でも共通して実践できる節約術を5つ紹介します。

1. 脱水時間を延ばして水分を落とす
洗濯物に含まれる水分を乾燥前に減らすことが電気代削減の基本です。脱水を1〜2分追加するだけで乾燥時間が10〜20分短縮されます。

2. 省エネモード・センサー乾燥を活用する
ヒートポンプ式のセンサー乾燥は洗濯物が乾いた瞬間に自動停止します。標準モードより電気代が30〜40%安くなるケースがあります。

3. 乾燥機に入れるものを絞る
乾燥機不可の衣類を事前に取り除くことで容量が減り、乾燥時間が短縮されます。ウール・シルクは必ず除外してください。

4. フィルターを週1回以上掃除する
フィルターが詰まると風量が落ち、乾燥効率が低下します。週1回の掃除習慣で効率を維持できます。

5. 電力プランを夜間割引に切り替える
夜間(23時〜翌7時)に乾燥を設定できる料金プランに切り替えると、電力単価が20〜30%安くなります。タイマー機能を活用して深夜に自動スタートするだけで効果があります。

あわせて読みたい 除湿機の電気代は月いくら?方式別の料金比較と節約術【2026年版】

よくある質問

Q. ヒートポンプ式は本当に電気代が安いですか?
はい、電気ヒーター式と比較すると1回あたりの電気代が約1/3〜1/4です。週3回使用なら年間で8,000〜12,000円の差になります。ただし本体価格がヒーター式より15〜25万円高いため、電気代の差額で元を取るには5〜8年かかります。長期使用を前提にするなら、ヒートポンプ式が経済的です。
Q. コインランドリーより自宅乾燥機の方が安いですか?
週2〜3回以上使う場合は自宅乾燥機の方が安くなります。コインランドリーは1回300〜400円(月額3,900〜5,200円)ですが、自宅のヒートポンプ式なら月額250〜500円程度です。年間で4〜5万円の差があります。本体費用を含めて5〜7年で損益分岐点を超えます。
Q. ガス乾燥機(乾太くん)と電気乾燥機ではどちらが得ですか?
光熱費だけではガス乾燥機が1回約83円と、ヒートポンプ式省エネモードの約19〜22円の約4倍かかります。ただし乾燥時間が約52分(ヒートポンプ式は2〜3時間)と短く、仕上がりのふんわり感も優れています。時短・品質を重視する方はガス、電気代を最小化したい方はヒートポンプ式が適しています。
Q. 電気衣類乾燥機(単体)と洗濯乾燥機一体型ではどちらが電気代が安いですか?
ヒートポンプ式の洗濯乾燥機一体型の方が1回あたり40〜57円安いです。ただし本体価格差が15〜30万円あるため、電気代だけで元を取るには7〜10年必要です。初期費用を抑えたい場合は単体の電気衣類乾燥機が選択肢になります。
Q. 乾燥機を毎日使うと電気代はいくらになりますか?
毎日1回使用(月30回)の場合の月額は、ヒートポンプ式省エネモードで約570〜660円、電気ヒーター式で約1,860〜2,280円、ガス乾燥機で約2,490円です。年間では順に約6,840〜7,920円、約22,320〜27,360円、約29,880円になります。
Q. 容量が大きい乾燥機は電気代が高くなりますか?
容量が大きいほど消費電力量は増えます。ただし5kgから10kgに2倍になっても電気代は2倍にはならず、1.5〜1.8倍程度の差に収まります。大家族が毎日使う場合は大容量機の方が1回あたりの効率が良くなる場合があります。
Q. 乾燥機の電気代を節約する最も効果的な方法は何ですか?
最も効果が大きいのは「省エネモード(センサー乾燥)の活用」と「脱水時間を延ばして水分を落とすこと」の2つです。省エネモードは標準モードより30〜40%の電力削減が期待できます。フィルター掃除を週1回行うことで風量を維持し、乾燥時間の延長を防ぐ効果もあります。

乾燥機の電気代を下げる3ステップ

乾燥機の電気代を下げる3ステップ
  1. 1
    省エネ(センサー乾燥)モードに切り替える

    設定を標準コースから省エネコース・センサー乾燥コースに変更します。湿度センサーが乾燥完了を検知して自動停止するため、過剰な運転がなくなり電気代が30〜40%削減できます。

  2. 2
    脱水を1〜2分追加してから乾燥を開始する

    洗濯物に残った水分を事前に減らすことが電気代節約の基本です。脱水を追加で1〜2分かけてから乾燥を開始すると、乾燥時間が10〜20分短縮されます。

  3. 3
    電力プランを夜間割引に変更してタイマー乾燥を活用する

    夜間割引プランに切り替え、乾燥機のタイマー機能を使って深夜(23時〜翌7時)にスタートするよう設定します。電力単価が20〜30%安い時間帯を活用できます。

X でシェアFacebook でシェアLINE でシェア
カテゴリ:電気代