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スマートTV・ストリーミング機器の電気代は?動画配信の消費電力

更新: 2026/03/23
電気代・節電
スマートTV・ストリーミング機器の電気代は?動画配信の消費電力

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Fire TV Stickの電気代は月わずか18円だが、接続先のテレビが55型液晶なら月約700円、65型有機ELなら月約1,400円かかる。ストリーミング視聴の電気代を左右するのはテレビ本体の消費電力です。

Fire TV Stick・Chromecast・Apple TVなどのストリーミング機器と、液晶・有機ELテレビのサイズ別電気代を比較します。電気代単価は31円/kWh(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 2024年目安単価)で計算します。

この記事のポイント
  • Fire TV Stickの月間電気代は約18円と格安だが、接続するテレビが電気代の9割を占める
  • 55型有機ELテレビは月最大1,400円と液晶の約2倍の電気代になる
  • 輝度を省エネモードに変えるだけで消費電力が20〜30%下がる

Fire TV Stickの電気代は月約18円

メリット

  • Fire TV Stick 4K Maxの電気代は月約18円・年間約223円と格安で、ストリーミング機器の電気代は視聴スタイルに関係なく気にする必要がないレベル
  • テレビの輝度を「標準」から「省エネ」に変更するだけで消費電力が20〜30%低下し、55型液晶なら月140〜210円の節約になる
  • 32型から55型への買い替えを避けると月300〜400円の電気代増を防げ、10年前の55型(150〜200W)から最新モデル(100〜130W)への買い替えで年間1,500〜3,000円の削減が見込める

デメリット・注意点

  • 55型有機ELテレビは200〜350Wの消費電力で月698〜1,395円と液晶(465〜698円)の約2倍になり、液晶との年間差額は3,000〜8,000円に達する
  • 55型液晶テレビ(100〜150W)でも1日5時間視聴で月465〜698円かかり、ながら視聴で3時間余分につけると月280〜420円の無駄が生じる
  • Fire TV StickなどストリーミングデバイスはすべてWi-Fi経由で動作するため、ルーターの消費電力(月50〜80円程度)も加算コストとして存在する

Amazon Fire TV Stick 4K Maxの消費電力は最大6Wだ(Amazon公式仕様書)。実際のストリーミング再生中は3〜5Wで推移します。

4W×5時間/日×30日=0.6kWh、0.6kWh×31円=月約18.6円です。年間でも約223円にしかなりません。

デバイス消費電力月間コスト(5h/日)年間コスト
Fire TV Stick 4K Max3〜6W約14〜28円約168〜335円
Fire TV Stick(第3世代)3〜5W約14〜23円約168〜279円
Fire TV Cube8〜16W約37〜74円約446〜893円

Fire TV Cubeはスピーカー内蔵のため消費電力が高めだが、それでも月74円以下です。ストリーミング機器の電気代は「気にする必要がないレベル」と断言してよい。

Chromecastは2〜3Wで月14円

Google Chromecast with Google TVの消費電力は2〜5Wだ(Google公式仕様書)。4K再生時でも最大5W程度で、通常のHD再生では2〜3Wに収まる。

デバイス消費電力月間コスト(5h/日)年間コスト
Chromecast with Google TV(HD)2〜3W約9〜14円約112〜168円
Chromecast with Google TV(4K)3〜5W約14〜23円約168〜279円

Chromecastは全ストリーミング機器の中で最も低消費電力です。ただし待機中も1〜2Wを消費するため、長期間使わない場合はコンセントから抜いておくほうがよい。

Apple TVは3〜5Wで他機器とほぼ同等

Apple TV 4K(第3世代)の消費電力はストリーミング再生中3〜5W、メニュー画面で2〜3Wだ(Apple公式技術仕様書)。

デバイス再生時待機時月間コスト(5h/日)
Apple TV 4K3〜5W0.3〜1W約14〜23円
Fire TV Stick 4K Max3〜6W1〜2W約14〜28円
Chromecast 4K3〜5W1〜2W約14〜23円

3機種とも月間の電気代差は10円以内です。電気代を理由にストリーミング機器を選ぶ意味はありません。価格・UIの好み・対応サービスで選ぶべきです。

55型液晶テレビは100〜150Wで月700円

55型液晶テレビ(LED)の消費電力は100〜150Wが標準です。東芝REGZA 55C350X(110W)、ソニーBRAVIA KJ-55X80L(130W)など各社の仕様書を参照すると、この範囲に集中します。

120W×5時間/日×30日=18kWh、18kWh×31円=月約558円です。テレビ好きの家庭で1日8時間視聴する場合は月約893円になります。

サイズ消費電力1時間の電気代月間コスト(5h/日)
32型液晶40〜65W約1.2〜2.0円約186〜302円
43型液晶70〜100W約2.2〜3.1円約326〜465円
55型液晶100〜150W約3.1〜4.7円約465〜698円
65型液晶130〜200W約4.0〜6.2円約605〜930円
75型液晶180〜280W約5.6〜8.7円約837〜1,302円

テレビのサイズアップは電気代に直結します。32型から55型に買い替えると月300〜400円の電気代増になる計算です。

有機ELテレビは200〜300Wで液晶の約2倍

55型有機ELテレビの消費電力は200〜350Wです。LG OLED55C3PJA(120W標準・ピーク時300W超)、ソニーBRAVIA XRJ-55A80L(350W定格)など、液晶の同サイズと比べて1.5〜2.5倍の消費電力になる(各メーカー仕様書)。

ただし有機ELは表示内容で消費電力が大きく変わる。暗いシーンが多い映画では100〜150Wまで下がるが、明るいスポーツ中継では300Wを超えることがあります。

パネルサイズ消費電力月間コスト(5h/日)
液晶55型100〜150W約465〜698円
有機EL55型150〜300W約698〜1,395円
液晶65型130〜200W約605〜930円
有機EL65型200〜400W約930〜1,860円

有機ELの消費電力と液晶の比較検証で詳細なデータを掲載しています。有機ELテレビを購入する場合、年間で液晶より3,000〜8,000円多く電気代がかかることを想定しておく必要があります。

32型テレビは1時間2.0円、65型は1時間4.7円

テレビの1時間あたりの電気代をサイズ別に整理します。ストリーミング機器の電気代を加算しても、テレビ本体の電気代が圧倒的に大きいです。

構成消費電力合計1時間の電気代月間コスト(5h/日)
32型液晶+Fire TV55〜70W約1.7〜2.2円約256〜326円
43型液晶+Chromecast73〜105W約2.3〜3.3円約340〜489円
55型液晶+Apple TV103〜155W約3.2〜4.8円約479〜721円
65型液晶+Fire TV133〜206W約4.1〜6.4円約619〜958円
55型有機EL+Fire TV153〜306W約4.7〜9.5円約712〜1,423円

ゲーム機の電気代と比較すると、テレビのストリーミング視聴はPS5のゲームプレイ(1時間6〜8円)と同程度のコストがかかるケースもあります。テレビが大型・有機ELであれば、ゲームよりテレビ視聴のほうが電力を消費する可能性すらあります。

テレビの電気代を抑える方法

輝度設定を下げることが最も効果的です。明るさを「標準」から「省エネ」に変更するだけで消費電力が20〜30%低下します。

省エネモードを活用する

最近のテレビには「ABL(Automatic Brightness Limiter)」や「エコモード」が搭載されています。環境光センサーで自動的に輝度を調整する機能をオンにすれば、暗い部屋で視聴するときに大幅な節電が可能です。

視聴しないときはこまめに消す

テレビの待機電力は0.3〜0.5W程度と小さいが、「つけっぱなし」の習慣が電気代を押し上げます。1日3時間の「ながらつけ」を減らすだけで、55型液晶なら月280〜420円の節約になります。動画視聴をタブレットに切り替えれば消費電力を大幅に抑えられます。

一人暮らしの電気代を節約したいなら、テレビの視聴時間を見直すことが効果的です。エアコンに次いで削減効果が高い家電がテレビです。

テレビ・ストリーミングの電気代を抑える3ステップ
  1. 1
    テレビの輝度を省エネモードに変える

    明るさを「標準」から「省エネ」または「eco」に変更するだけで消費電力が20〜30%低下します。ABL(自動輝度制限)機能もオンにしましょう。

  2. 2
    「ながら視聴」の時間を削減する

    55型液晶テレビを1日3時間余分につけっぱなしにすると月280〜420円かかります。視聴しない時間はこまめに消すだけで大きな節約になります。

  3. 3
    大画面テレビの代わりにタブレットを活用する

    個人視聴のシーンをタブレットに切り替えると消費電力を大幅に削減できます。タブレットの充電コストは月33円程度と格安です。

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よくある質問

Q: テレビの内蔵アプリとFire TV、電気代に差はある?

テレビ内蔵のNetflixアプリを使う場合、外付けのFire TV Stick分(3〜6W)の電力が不要になります。ただし月10〜20円程度の差であり、実用上の差はありません。アプリの起動速度や操作性で選んでよい。

Q: テレビとプロジェクター、電気代が安いのは?

家庭用プロジェクター(LED方式)は30〜80W程度で、55型テレビ(100〜150W)より低いです。ただしランプ方式のプロジェクターは200〜350Wでテレビと同等以上になります。LEDプロジェクターなら電気代は有利です。

Q: テレビを買い替えると電気代はどれだけ下がる?

10年前の55型液晶テレビは消費電力150〜200Wだったが、最新モデルは100〜130Wに低下しています。買い替えで年間1,500〜3,000円の電気代削減が見込める(省エネ性能カタログ2025年版、経済産業省)。

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カテゴリ:電気代・節電