PS5の電気代は1時間約10.9円、Nintendo Switchはわずか0.2円です。同じ「ゲーム機」でありながら54倍もの電力差があります。
PS5・Nintendo Switch・Xbox Series X・ゲーミングPCの消費電力と電気代を比較し、待機電力の年間コストまで含めた総合的な電力コストを算出します。電気代単価は31円/kWh(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 2024年目安単価)で計算します。
- PS5の電気代は1時間約6〜11円、Nintendo Switchは0.2〜0.6円と54倍の差がある
- Xbox Series XのインスタントオンはOFFにするだけで年間2,500〜3,800円節約できる
- ゲーミングPC(RTX 4090)は年間約9,500円でPS5より2倍近くかかる
PS5は最大350Wで1時間10.9円
メリット
- Nintendo SwitchはPS5の54倍差の省電力(携帯モード7W・1時間0.2円)で、1日2時間プレイ+スリープで年間約256円と極めて安い
- Xbox Series Xを省エネモードに変更するだけで待機電力が10〜15W→0.5〜1Wに激減し、年間2,500〜3,800円の節約が設定変更のみで実現できる
- PS5のレストモードより完全オフに切り替えると年間400〜700円の節約になり、コントローラー充電が必要な時間帯だけレストモードにする運用が最も経済的
デメリット・注意点
- ゲーミングPC(RTX 4070Ti)は1日2時間プレイで年間約9,563円と最もコストが高く、PS5(年間約5,037円)の約1.9倍・Switchの約37倍に達する
- Xbox Series Xの「インスタントオン」モードは待機電力が10〜15Wと非常に高く、ゲームをしていない時間でも月223〜335円の電気代が発生する
- PS5+240Hzゲーミングモニター(月400円以上)の組み合わせでは月800〜1,000円以上の電気代になり、一人暮らしの月平均電気代(約5,791円)の15〜17%を占める可能性がある
PS5(CFI-1200A)の最大消費電力は350Wだ(PlayStation公式仕様書)。ただし常時350Wを消費するわけではなく、実際のゲームプレイ中の消費電力は160〜220Wの範囲に収まる(Digital Foundryの実測データ)。
平均200Wで計算すると、1時間の電気代は200W×1h÷1000×31円=約6.2円です。グラフィック負荷の高いAAAタイトル(例:ファイナルファンタジーXVI)では250W前後まで上がり、1時間7.8円になります。
| 使用状態 | 消費電力 | 1時間の電気代 |
|---|---|---|
| ゲームプレイ(軽量タイトル) | 150〜180W | 約4.7〜5.6円 |
| ゲームプレイ(重量タイトル) | 200〜280W | 約6.2〜8.7円 |
| 最大消費電力 | 350W | 約10.9円 |
| メニュー画面・アイドル | 50〜70W | 約1.6〜2.2円 |
| 動画ストリーミング | 40〜55W | 約1.2〜1.7円 |
| レストモード | 1〜3W | 約0.03〜0.09円 |
PS5 Digital Editionはディスクドライブがない分だけ若干消費電力が低いが、差は5〜10W程度で電気代への影響は微小です。
Nintendo Switchは7Wで1時間0.2円(PS5の54倍差)
Nintendo Switchの消費電力はTVモードで最大39W、携帯モードで最大18Wだ(任天堂公式仕様書)。実際のゲームプレイではTVモード10〜18W、携帯モード5〜10Wに収まる。
携帯モードの平均7Wで計算すると、1時間の電気代は7W×1h÷1000×31円=約0.22円です。PS5の平均的なゲームプレイ(200W・6.2円/h)と比較すると約28倍、最大出力比(350W vs 7W)では50倍の差になります。
| 使用状態 | 消費電力 | 1時間の電気代 |
|---|---|---|
| TVモード(ゲームプレイ) | 10〜18W | 約0.3〜0.6円 |
| 携帯モード(ゲームプレイ) | 5〜10W | 約0.2〜0.3円 |
| TVモード(最大) | 39W | 約1.2円 |
| スリープモード | 約0.5W | 約0.016円 |
Switch OLEDモデルもほぼ同等の消費電力です。有機ELパネルは表示内容によって消費電力が変わるが、ゲームプレイ中の差は1〜2W程度にとどまる。
Xbox Series Xは200Wでゲーミング中間層
Xbox Series Xの最大消費電力は315Wだ(Microsoft公式仕様書)。ゲームプレイ中の実測値は150〜200W、メディア再生時は30〜50Wになる(Tom's Hardware実測)。
| ゲーム機 | ゲームプレイ平均 | 1時間の電気代 | 最大消費電力 |
|---|---|---|---|
| PS5 | 200〜250W | 約6.2〜7.8円 | 350W |
| Xbox Series X | 150〜200W | 約4.7〜6.2円 | 315W |
| Xbox Series S | 40〜80W | 約1.2〜2.5円 | 74W |
| Nintendo Switch(TV) | 10〜18W | 約0.3〜0.6円 | 39W |
Xbox Series Sは低消費電力で、PS5やXbox Series Xの半分以下のコストでゲームが楽しめます。4K描画が不要ならコスパの高い選択肢です。スマートTV・ストリーミング機器の電気代と組み合わせて考えると、テレビ+ゲーム機の合計電気代が把握できます。
ゲーミングPCは300〜500Wで最もコストが高い
ゲーミングPCはCPU・GPUの性能に応じて消費電力が大きく異なります。NVIDIA RTX 4080搭載の場合、GPU単体のTDP(Thermal Design Power)が320Wです。CPU・メモリ・ストレージなどを含めたシステム全体では400〜550Wに達します。
| GPU | GPU TDP | システム消費電力 | 1時間の電気代 |
|---|---|---|---|
| RTX 4060 | 115W | 200〜300W | 約6.2〜9.3円 |
| RTX 4070 Ti | 285W | 350〜450W | 約10.9〜14.0円 |
| RTX 4080 | 320W | 400〜500W | 約12.4〜15.5円 |
| RTX 4090 | 450W | 500〜650W | 約15.5〜20.2円 |
RTX 4090搭載のハイエンドPCでは1時間20円を超えるケースもあります。モニターの電気代も240Hzゲーミングモニターなら月400円以上かかるため、ゲーミングPC+モニターの電気代は月間2,000〜4,000円に達しうる。
待機電力の年間コストも無視できない
ゲーム機の待機電力(スタンバイ・レストモード)は微小に見えるが、24時間365日通電しているため年間では無視できない金額になります。
| ゲーム機 | 待機電力 | 月間コスト | 年間コスト |
|---|---|---|---|
| PS5(レストモード) | 1〜3W | 約22〜67円 | 約271〜815円 |
| PS5(完全オフ) | 0.3〜0.5W | 約7〜11円 | 約81〜136円 |
| Xbox Series X(スタンバイ) | 10〜15W | 約223〜335円 | 約2,716〜4,073円 |
| Xbox Series X(省エネモード) | 0.5〜1W | 約11〜22円 | 約136〜271円 |
| Switch(スリープ) | 0.5W | 約11円 | 約136円 |
Xbox Series Xの「インスタントオン」モードは待機電力が10〜15Wと非常に高いです。省エネモードに変更するだけで年間2,500〜3,800円の節約になります。電気代そのものを下げたい場合は、使った分だけ支払う新電力(【公式】Looopでんき
など)への切り替えも一つの方法です。PS5のレストモードも充電機能を使わないなら完全オフにするほうが経済的です。
PS5年間2,800円 vs Switch年間81円
1日2時間プレイ+残り22時間スタンバイの条件で年間電気代を算出します。
| ゲーム機 | プレイ時(2h/日) | 待機(22h/日) | 日計 | 年間コスト |
|---|---|---|---|---|
| PS5 | 約12.4円 | 約1.4円 | 約13.8円 | 約5,037円 |
| Xbox Series X | 約10.2円 | 約7.3円 | 約17.5円 | 約6,388円 |
| Xbox Series S | 約3.7円 | 約0.5円 | 約4.2円 | 約1,533円 |
| Switch(TV) | 約0.8円 | 約0.3円 | 約1.1円 | 約402円 |
| Switch(携帯) | 約0.4円 | 約0.3円 | 約0.7円 | 約256円 |
| ゲーミングPC(RTX 4070Ti) | 約24.8円 | 約1.4円 | 約26.2円 | 約9,563円 |
ゲーミングPCが年間約9,500円で最も高く、Switchの携帯モードが約256円で最も安いです。一人暮らしの平均電気代(月5,791円)に対して、PS5は月420円程度で全体の7%を占める計算です。同様に自宅の趣味・健康機器ではトレッドミルの電気代も月数百円かかります。
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1
Xbox Series Xを省エネモードにする
「インスタントオン」から「省エネ」モードに変更するだけで待機電力が10〜15W→0.5〜1Wに激減し、年間2,500〜3,800円の節約になります。
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2
PS5のレストモードを充電時のみ使う
コントローラー充電が不要な時間帯は完全オフにします。年間400〜700円の節約になります。
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3
電力プランを見直す
電気代単価を下げることでゲーム機以外の家電もまとめて節約できます。新電力への切り替えは工事不要で手軽に実施できます。
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よくある質問
Q: PS5のレストモードは切るべき?
コントローラー充電やゲームのダウンロードを使わない時間帯は完全オフが経済的です。年間で400〜700円の節約になります。充電が必要なときだけレストモードにする運用が最も合理的です。
Q: クラウドゲーミングはゲーム機より電気代が安い?
クラウドゲーミング(GeForce NOW、Xbox Cloud Gaming等)はスマホやタブレットで利用できるため、端末側の消費電力は5〜20Wに抑えられます。1時間あたり0.2〜0.6円でゲームが楽しめます。ただし月額利用料が別途かかるため、トータルコストでは単純比較できません。
Q: PS4とPS5の電気代はどれくらい違う?
PS4 Proの最大消費電力は310W、PS5は350Wです。ただし同じゲームをプレイした場合、PS5のほうがAPUの効率が高いため実消費電力は同等〜10%低いです。電気代の差はほとんどありません。
