Japan Energy Times

【2026年最新】待機電力ランキング|家電別コストと絶対に抜いてはいけない機器一覧

電気代・節電
【2026年最新】待機電力ランキング|家電別コストと絶対に抜いてはいけない機器一覧

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

一般財団法人省エネルギーセンターの調査では、一般家庭の年間消費電力量4,432kWhのうち5.1%にあたる228kWhが「待機電力」によるものとされています(平成24年度待機時消費電力調査報告書)。電源を切ったつもりでも、コンセントにつながった家電は電力を消費し続けています。

年間コストは全国家庭電気製品公正取引協議会基準(31円/kWh)で7,068円ですが、2026年5月以降は再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げ分(+0.69円/kWh)が加わり、独自試算で7,225円/年に達しています。

この記事では、家電別待機電力ランキングTOP10の最新試算、コンセントを絶対に抜いてはいけない家電と抜いていい家電の判断一覧表、削減シミュレーションをすべて収録しています。

待機電力ランキングTOP10|2026年版独自計算・家電別年間コスト一覧表

省エネルギーセンターの実測データをもとに、家電別の待機電力消費割合と年間コストを独自計算しました。節電可否も合わせて記載しています。

コンセントにつながった家電製品の待機電力
計算前提

データ出典:一般財団法人省エネルギーセンター「待機時消費電力調査報告書(平成24年度)」。年間待機電力228kWh、電気代単価31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会基準)。2026年5月以降の試算は再エネ賦課金+0.69円/kWhを加算した31.69円/kWhで独自計算。

順位家電全体に占める割合年間消費量(kWh)年間コスト(円)節電可否
1位ガス温水器19%43.31,342△(機種による)
2位テレビ10%22.8707○(録画なし時)
3位エアコン8%18.2565×(コンプレッサー保護)
3位電話機(コードレス含む)8%18.2565×
5位BD・HDD・DVDレコーダー6%13.7424×(録画・時計消失)
6位温水洗浄便座5%11.4353×(タンク式)
7位電子レンジ4%9.1282
8位ガスコンロ(電子制御付き)3%6.8212△(機種による)
9位パソコン(デスクトップ)3%6.8212
10位洗濯機2%4.6142
ポイント

ガス温水器1台だけで全体の19%を占めています。液晶表示パネルと温度センサーが24時間通電しているためです。節電可否は機種によって異なるため、メーカーの取扱説明書で「節電モード」や「長期外出設定」を確認してください。

1位:ガス温水器(全体の19%)

ガス温水器は待機電力ランキングの首位で、全体の19%を占めています。液晶表示パネルに常に現在時刻と設定温度が表示され、温度センサーが24時間動作しているため、電源を「切」にしていても通電が続きます。年間コストは1,342円(31円/kWh計算)です。

機種によっては「節電モード」や「長期外出設定」が搭載されているため、取扱説明書で確認してください。コンセントを抜ける機種もありますが、再起動後に時計の再設定が必要です。

2位〜5位:テレビ・エアコン・電話機・BD/DVDレコーダー

テレビの待機電力は全体の10%で年間707円です。ただし最新の液晶・有機ELテレビは待機電力が0.1W以下まで改善されており、2010年以前のプラズマテレビ(約1.0W)と比べると大幅に低減されました。テレビの実際の電気代はテレビの電気代サイズ別比較記事も参考にしてください。

エアコンの待機電力は8%で、コンセントを抜くと不具合が生じる可能性があります。コンプレッサーの潤滑油が電源オフ状態で偏るためです。特に冬から夏に切り替わるシーズン前の2週間は、コンセントをつないでおくことを推奨します。エアコンの運転中の消費電力についてはエアコンの1時間あたり電気代記事も参照してください。

6位〜10位:温水便座・電子レンジ・パソコンほか

温水洗浄便座は5%(年間353円)を占め、タンク式はお湯を常時保温しているため消費が大きくなります。最新の省エネタイプは使用を検知してから急速加熱する「瞬間式」を採用しており、待機電力を大幅に削減しています。電子レンジやデスクトップパソコンはコンセントを抜いても問題なく、節電の優先ターゲットになります。

待機電力の年間コストは7,225円|2026年5月以降の独自計算

年間228kWhの待機電力に対し、2026年5月以降の電気代を独自計算した結果、7,225円/年となりました。2026年4月以前と比べると157円の増加です。

7,068円 〜2026年4月(31円/kWh)
7,225円 2026年5月〜(31.69円/kWh)独自計算
項目単価(円/kWh)待機電力228kWhに換算(円/年)
全国家庭電気製品公正取引協議会基準(2022年改定)31.007,068
再エネ賦課金値上げ分(2026年5月〜)+0.69+157
合計(独自試算)31.697,225
補足

実際の電気代は電力会社・契約プランによって異なります。上記は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価をベースにした試算値です。2026年5月以降は政府補助金終了の影響もあるため、各電力会社の最新料金で確認することを推奨します。

待機電力とは何か|電源を切っても消費し続ける理由

待機電力とは、製品の主電源スイッチをオフにした状態や、電源プラグをコンセントに挿したまま電源オフにした状態で消費される電力のことです。主に「リモコン受信」と「内部クロック・メモリ保持」の2つの目的で使われています。

待機電力が必要な2つの理由

テレビやエアコンがリモコン操作で起動できるのは、赤外線信号を常時受信し続けているためです。録画レコーダーが予約どおりに録画できるのは、内部の時計が常時動いているためです。これらの機能を維持するために、電源を切った状態でも最低限の電力が必要になります。

省エネ家電での待機電力改善状況

経済産業省のデータによると、エアコンの待機電力は2010年比で56%改善、冷蔵庫は48%改善、温水洗浄便座は40%改善されています(資源エネルギー庁「エネルギー白書」)。10年以上前の家電と最新機種を比べると、待機電力が数倍以上異なる場合があります。古い家電が多いご家庭では、買い替えによる節電効果が特に大きくなります。

家庭の省エネ家電と電力節約のイメージ

コンセントを抜いていい家電 vs 絶対に抜いてはいけない家電(一覧表)

待機電力削減の最も効果的な方法はコンセントを抜くことですが、すべての家電で実施するとトラブルが起きます。以下の一覧で判断してください。

コンセントを抜いてOKな家電
  • 電子レンジ(毎日使わない場合)
  • テレビ(録画予約を使わない場合)
  • 充電器類(充電完了後は必ず)
  • デスクトップパソコン(シャットダウン後)
  • 洗濯機(乾燥機能を使わない場合)
  • アイロン・掃除機
コンセントを抜いてはいけない家電
  • エアコン(コンプレッサー保護のため)
  • 冷蔵庫(食品保存・冷却維持のため)
  • BD・HDD・DVDレコーダー(録画データ・時計消失)
  • 温水洗浄便座タンク式(温水保持のため)
  • ホームゲートウェイ・光回線終端装置(再起動に数分かかるため)
注意:エアコンのコンセントは抜かないでください

エアコンのコンプレッサー内部には潤滑油が入っており、コンセントを抜いて長期間放置するとオイルが偏ります。冷暖房シーズン開始時に電源を入れると機器に過負荷がかかり、故障の原因となる場合があります。使用しないシーズンも電源プラグはつないだままにしてください。

家電コンセントを抜く主電源をオフ節電タップで管理
エアコン×(コンプレッサー故障リスク)×
冷蔵庫×(食品保存に影響)××
テレビ(録画なし)
BD/DVDレコーダー×(録画・時計消失)△(録画中はNG)×
電子レンジ
ガス温水器△(機種による)△(機種による)
充電器類○(使用後は必ず抜く)
デスクトップPC

待機電力削減シミュレーション|節約できる金額は年間いくら?

省エネルギーセンターのデータをもとに、3パターンの削減効果を試算しました。実践しやすいものから優先的に取り組んでください。

主電源をオフにする場合(年間1,364円の節約)

テレビやオーディオ機器の主電源をリモコンではなく本体スイッチでオフにすると、待機電力を19%削減できます。年間228kWhから44kWh削減され、184kWhに減少します。年間節約額は1,364円(31円/kWh計算)です。

コンセントを抜く場合(年間3,472円の節約)

抜いてもよい家電のコンセントをすべて抜くと、待機電力を49%削減できます。年間228kWhから112kWh削減され、116kWhまで減少します。年間節約額は3,472円(31円/kWh計算)です。継続が難しい場合は、節電タップを使ってまとめて管理する方法が効果的です。

節電タップ(スイッチ付き電源タップ)をテレビ・レコーダー・ゲーム機のそばに設置すると、1スイッチでまとめてオフにできます。コンセントを1本ずつ抜く手間が省け、節電を継続しやすくなります。

電力会社の切り替えと組み合わせる

待機電力の削減(年間最大3,472円)に加え、電力会社・料金プランの見直しを組み合わせると、さらに大きな節約が期待できます。電気代の削減を年間コスト順にまとめた記事も参考にしてください。

あわせて読みたい 電気代の節約方法15選|年間削減額ランキング2026

よくある質問

待機電力を減らしても電気代はほとんど変わらないと聞きましたが?

全体消費電力の5.1%が待機電力によるものです。コンセント管理を徹底すれば年間最大3,472円の節約が可能です。電気代全体から見ると小さく見えますが、何もしなくてもかかる固定コストです。節電タップ1個(1,000〜2,000円)なら1年以内に回収できます。

テレビのコンセントを抜くとどうなりますか?

録画予約機能を使っていないテレビであれば、コンセントを抜いても問題ありません。次に起動したとき、時計の設定が必要になる場合がありますが、機能上の問題は生じません。録画機能と連動しているスマートTV等は録画スケジュールが失われる可能性があります。

エアコンのコンセントを抜くのはなぜNGなのですか?

エアコンのコンプレッサー内部にある潤滑油が、長期間の電源オフで偏ってしまうためです。シーズン初日にいきなり運転するとコンプレッサーに過負荷がかかり、故障につながるリスクがあります。エアコンのコンセントは一年中つないだままにしてください。

待機電力を自分で測定する方法はありますか?

ワットチェッカー(電力測定器)をコンセントと家電の間に接続することで、消費電力をリアルタイムで確認できます。3,000〜5,000円程度で購入でき、各家電の実際の待機電力を家庭ごとに把握できます。スマートプラグ(Wi-Fi対応)を使えば、スマートフォンのアプリで電力を管理・記録することも可能です。

省エネ家電に買い替えると待機電力はどのくらい変わりますか?

経済産業省のデータによると、エアコンは2010年比で56%改善、冷蔵庫は48%改善されています。10年以上使用した古い家電を最新省エネ機種に交換すると、待機電力だけで年間数百円〜千円単位の節約が見込めます。

電気代が急に高くなった場合、待機電力が原因ですか?

電気代が急に高くなった主な原因は、エアコンの使用時間増加・給湯器の稼働頻度・電力プランの変更がほとんどです。待機電力は月単位で大きく変動しないため、急激な上昇の原因にはなりにくいです。電気代が高くなる11の原因については以下の記事で解説しています。

あわせて読みたい 電気代が高い原因を自己診断|2026年版チェックリスト

待機電力を削減するための3ステップ

今日からできる待機電力削減アクション
  1. ランキングを見て「抜いていい家電」を特定する

    上記のTOP10ランキングと判断一覧表を照らし合わせ、自宅で抜けるものを書き出してください。電子レンジ・充電器・デスクトップPCなど、使用頻度が低い機器が節電の優先対象です。

  2. 節電タップをテレビ周辺に設置する

    テレビ・レコーダー・ゲーム機など複数の機器が集中している場所にスイッチ付き節電タップを設置してください。1スイッチでまとめてオフにでき、継続して節電を続けやすくなります。投資額1,500円程度で年間節約効果が期待できます。

  3. ガス温水器の節電モードを確認する

    ランキング1位のガス温水器は「節電モード」や「長期外出設定」を活用してください。この1機種だけで全体の19%、年間最大255円分の節約ポテンシャルがあります(待機電力コスト削減分として)。取扱説明書またはメーカーサポートに問い合わせてください。

X でシェアFacebook でシェアLINE でシェア
カテゴリ:電気代・節電