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製氷機の電気代は冷蔵庫氷より安い?氷製造機器の経済性比較

更新: 2026/05/19
電気代・節電
製氷機の電気代は冷蔵庫氷より安い?氷製造機器の経済性比較

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製氷機の消費電力は110〜150Wで1時間4〜5円

メリット

  • 氷1kgあたりのコストは製氷機48円に対し冷蔵庫144円・コンビニ氷200円と、製氷機が最も経済的
  • 週2回コンビニで氷を購入する家庭と比較すると年間で約15,800円の差が生まれる
  • 8時間稼働の月額電気代は約893円と、コンビニ氷の年間20,800円より圧倒的に安い

デメリット・注意点

  • 本体価格5,000〜15,000円の初期投資が必要で、使用頻度が低いと回収に2〜3年かかる
  • コンプレッサー式は稼働音が40〜50dBあり、就寝時や静かな環境では気になる場合がある
  • 給水タンクや製氷皿の清掃を怠るとカビ・雑菌が繁殖するリスクがあり、週1回の洗浄が必要

家庭用製氷機の消費電力は110〜150W程度です。東京電力従量電灯Bの第3段階料金(40.69円/kWh)で計算すると、1時間あたりの電気代は約4〜5円になります。

この記事のポイント
  • 家庭用製氷機の消費電力は約100〜150Wで、1kg製氷するのに約2〜4円かかる
  • 冷蔵庫の自動製氷は製氷機より1kgあたり約1〜2円安いが、製氷速度は遅い
  • 夏場に大量使用する家庭では卓上製氷機の導入で費用対効果がプラスになるケースがある

製氷機の消費電力は、製氷方式によって異なります。コンプレッサー式は冷蔵庫と同じ原理で冷媒を圧縮・膨張させるため、110〜150Wの電力を消費します。一方、ペルチェ式は半導体素子で冷却するため60〜80W程度に抑えられるが、製氷速度が遅く氷の生産効率は低いです。

製氷機タイプ 消費電力 1時間の電気代 1kg製氷時間
コンプレッサー式(小型) 110W 約4.5円 約2時間
コンプレッサー式(中型) 150W 約6.1円 約1.5時間
ペルチェ式 70W 約2.8円 約4時間

コンプレッサー式小型機で氷1kgを製造するのにかかる電気代は約9円です。これは水道代(1Lあたり約0.24円)を加えても10円未満であり、後述するコンビニ氷の200円/kgと比較すると20分の1以下のコストになります。出典:一人暮らしの電気代平均で使用している東京電力の料金単価を基準としました。

氷1kgの製造コスト|製氷機48円vs冷蔵庫144円

氷の調達コストは製氷機が圧倒的に安いです。冷蔵庫の自動製氷は手軽だが、氷1kgあたりの電気代で比較すると製氷機の約3倍のコストがかかる。

冷蔵庫の自動製氷機能は、冷凍室全体を−18℃以下に維持するエネルギーの一部を使って製氷します。冷蔵庫全体の年間消費電力量が300kWh前後(400Lクラス)で、そのうち製氷に使われる電力は全体の約10〜15%とされます。年間の製氷量を約25kgと仮定すると、氷1kgあたりの電気代は約144円になります。

氷の調達方法 1kgあたりのコスト 備考
家庭用製氷機 約48円 電気代+水道代
冷蔵庫の自動製氷 約144円 冷蔵庫消費電力の按分
コンビニ氷(1kg袋) 約200円 店頭価格
スーパーの氷(2kg袋) 約150円 店頭価格

コンビニの氷は1kg袋で200〜250円が相場です。週末のバーベキューで5kg使えば1,000円以上の出費になります。製氷機なら同量を約240円で作れるため、頻繁に氷を使う家庭ほど製氷機の経済的メリットは大きいです。

月額893円|8時間稼働の電気代シミュレーション

製氷機を1日8時間稼働させた場合の月額電気代は約893円です。この数字は夏場に毎日氷を使う家庭を想定した試算です。

計算式は以下のとおりです。

  • 消費電力:110W(コンプレッサー式小型機)
  • 1日の電力量:0.11kW × 8時間 = 0.88kWh
  • 1日の電気代:0.88kWh × 36.40円/kWh = 約32円
  • 月額:32円 × 30日 = 約960円
  • 実効値:コンプレッサーの断続運転を考慮し稼働率93%で約893円

年間で見ると、夏季4か月(6〜9月)のみ8時間稼働、それ以外は4時間稼働と仮定した場合の年間電気代は約7,500円になります。これは電気代3,000円生活の月額目標から見ると無視できない金額だが、コンビニ氷を週2回購入する家庭と比較すれば十分に元が取れます。

稼働パターン別の月額比較

1日の稼働時間 月額電気代 月間製氷量
4時間 約480円 約60kg
8時間 約893円 約120kg
12時間 約1,340円 約180kg

製氷機の電気代を抑える5つの節約術

製氷機の電気代は使い方次第で大きく変わる。以下の5つのポイントを実践すれば、月額200〜300円の節約が可能です。

1. 氷が溜まったら電源を切る

製氷機は氷を作り続ける設計のため、必要量に達したら電源を切るのが最も効果的な節約法です。満杯センサー付きの機種なら自動停止するが、非搭載モデルはタイマー付き電源タップで管理するとよい。

2. 設置場所の温度を下げる

製氷機の周囲温度が高いとコンプレッサーの稼働率が上がり、電気代が増えます。直射日光を避け、壁から10cm以上離して排熱スペースを確保します。室温35℃と25℃では消費電力に約15%の差が出る。

3. 水温を下げてから投入する

常温の水道水(約25℃)より冷蔵庫で冷やした水(約5℃)を使うと、製氷時間が約20%短縮されます。製氷時間の短縮はそのまま電力消費の削減につながる。

4. 定期的に清掃する

冷却フィンにホコリが溜まると冷却効率が低下し、消費電力が増加します。月1回の清掃で効率を維持できます。

5. 氷の保存は保冷バッグで

作った氷を保冷バッグや発泡スチロールに移せば、製氷機の電源を切っても氷を数時間保持できます。製氷機を連続稼働させるより電気代を抑えられます。電気ケトルvs電子レンジの省エネ比較と同様に、使い方の工夫が節約の鍵です。

コンビニ氷と製氷機の年間コスト比較

週2回コンビニで氷を買う家庭と、製氷機を導入した家庭の年間コストには約1万円の差があります。

項目 コンビニ氷 製氷機
氷の単価(1kg) 200円 48円
週あたりの使用量 2kg 2kg
年間の氷代 20,800円 4,992円
製氷機の本体代(初年度) 5,000〜15,000円
初年度の総コスト 20,800円 9,992〜19,992円

家庭用製氷機の価格帯は5,000〜15,000円が主流です。1万円の製氷機を購入した場合、初年度は約15,000円(本体+電気代)となり、コンビニ氷の年間20,800円より安いです。2年目以降は電気代のみで年間約5,000円となるため、差額は年間15,000円以上に広がる。

週に1回程度しか氷を使わない家庭では、コンビニ氷の年間コストが10,400円にとどまる。この場合、製氷機の初期投資回収に2〜3年かかるため、使用頻度が低い家庭では製氷機の導入メリットは小さいです。

よくある質問

製氷機の電気代は冷蔵庫全体と比べてどれくらい?

400Lクラスの冷蔵庫の年間電気代は約8,000〜12,000円です。製氷機を夏季中心に使った場合の年間電気代は約7,500円であり、冷蔵庫の電気代に匹敵する規模になります。ただし、冷蔵庫は365日24時間稼働が前提であるのに対し、製氷機は必要な時だけ使うため、実際の使用パターンでは冷蔵庫の半分以下に収まることが多いです。

製氷機の音はうるさい?

コンプレッサー式の稼働音は40〜50dB程度で、一般的な冷蔵庫と同等です。就寝時に気になる場合はタイマーで夜間を停止するか、キッチンから離れた場所に設置するとよい。

製氷機で作った氷は衛生的?

水道水を使えば塩素による殺菌効果があるため、基本的に衛生面の問題はありません。ただし、給水タンクや製氷皿の清掃を怠るとカビや雑菌が繁殖するリスクがあります。週1回のタンク洗浄と月1回のクエン酸洗浄が推奨されています。

製氷コストを最適化する3ステップ
  1. 1
    月間氷使用量を把握する

    1日に使う氷の量(kg)を1週間記録し、月間使用量を算出する。コンビニ氷の購入頻度と比較してコスト差を計算する。

  2. 2
    冷蔵庫製氷機能と速度を確認する

    現在の冷蔵庫の製氷速度(1日何kg作れるか)を取扱説明書で確認する。ニーズを満たせるなら専用製氷機は不要。

  3. 3
    専用製氷機の導入可否を判断する

    冷蔵庫製氷では量・速度が不足する場合、卓上製氷機(2〜3万円)の購入を検討する。年間コンビニ氷代との比較で2〜3年で回収できるかを確認する。

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カテゴリ:電気代・節電