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製氷機の電気代は月いくら?家庭用の1時間・氷1kgあたりの計算とコンビニ氷との比較

更新: 2026/10/05執筆: Japan Energy Times 編集部
電気代・節電
製氷機の電気代は月いくら?家庭用の1時間・氷1kgあたりの計算とコンビニ氷との比較

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家庭用の卓上製氷機は、公式ページで仕様を確認できた5機種で消費電力100〜180Wです。電気代は1時間あたり約3〜6円で、120Wの機種を1日2時間動かすと月約220円です。月の金額は「1日に何時間動かすか」でほぼ決まります。メーカー公式の仕様と、家電の電気代計算に使われる目安単価(31円/kWh)から、1時間・1か月・氷1kgあたりの電気代を計算し、コンビニの氷や業務用の製氷機とも比べました。

先に結論(2026年10月5日時点・電気料金は目安単価31円/kWhで計算)
  • 家庭用製氷機(100〜180W)の電気代は1時間あたり3.1〜5.6円です
  • 120Wの機種なら、1日2時間で月約220円、8時間で月約890円、24時間つけっぱなしで月約2,700円です
  • 氷1kgあたりの電気代は約4〜15円です。コンビニの氷は1.1kg袋が税込289〜298円で、1kgあたり約263〜271円です
  • 冷蔵庫の自動製氷にかかる電気代を公表しているメーカーは、見つかりませんでした。違いがはっきり出るのは、氷ができる速さです

家庭用製氷機の消費電力と1時間の電気代

メーカー公式の製品ページで仕様を確認できた5機種の消費電力は、100〜180Wでした。1時間の電気代は「消費電力(kW)×31円」で計算しています。31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が家電の電気代の目安として示している単価(税込)です。

機種(メーカー公式の仕様)消費電力1時間の電気代24時間動かした場合
サンコー クリアアイスゴロン(品切れ)約100W3.1円74円
サンコー アイスゴロンSlim約110W3.4円82円
サンコー IceGolon120W3.7円89円
サンコー クラッシュアイスが作れる製氷機&ウォーターサーバー(品切れ)180W5.6円134円
アイリスプラザ 高速製氷機キューブアイス(販売終了)180W5.6円134円

表の金額は、定格の消費電力で動き続けた場合の計算です。実際に電力量を測った値を公表しているメーカーは見つからなかったため、上限の目安として見てください。サンコーの4機種は、いずれも公式ページに保冷機能がないと書かれています。作った氷を入れたままにすると溶けるので、できた氷は冷凍庫に移す使い方が前提です。

月の電気代は「1日に何時間動かすか」で決まる

製氷機は、動かしている時間のぶんだけ電気代がかかります。120Wの機種を例に、1日の稼働時間別の月額を計算しました(30日・31円/kWh)。

稼働時間別の月額電気代 1日2時間(使う分だけ作る) 223円 1日4時間 446円 1日8時間 893円 24時間つけっぱなし 2,678円 ※120W・30日・31円/kWhで計算
120Wの製氷機を動かした時間別の月額電気代(30日・31円/kWh)
1日の稼働時間100Wの機種120Wの機種180Wの機種
2時間186円223円335円
4時間372円446円670円
8時間744円893円1,339円
24時間2,232円2,678円4,018円

計算式は「消費電力(kW)× 1日の稼働時間 × 30日 × 31円」です。120Wで1日2時間なら、0.12 × 2 × 30 × 31 = 223円になります。その日に使う分だけ作って止める使い方なら月200〜300円台、朝から晩まで動かすと月900円前後、電源を入れたままにすると月2,000円台後半まで上がります。年間では、120Wの機種を毎日2時間動かして約2,700円、毎日8時間で約10,900円です。

氷1kgあたりの電気代は約4〜15円

氷1kgを作る電気代は、「消費電力 × 1kgできるまでの時間」で決まります。サンコーの IceGolon(120W)は、公式ページに「1日約24kg製氷(目安)」と書かれています。この目安どおりなら、24時間の消費電力量2.88kWhを24kgで割って1kgあたり0.12kWh、電気代は約3.7円です。

同じページには、1回に7個・1回の製氷時間は最速6分〜15分とも書かれています。氷35個で約315gという保管容量から1個を約9gとすると、1時間にできる氷は約0.25〜0.63kgで、1kgあたりの電気代は約5.9〜14.8円になります。この計算では1日に作れる氷は約6〜15kgで、公式の目安(約24kg)には届きません。室温や水温で製氷時間が変わるため、家庭用は氷1kgあたり約4〜15円と幅で見るのが実態に合います。水道代は、ホシザキの計算条件と同じ上下水道366円/m³なら1kg(1リットル)で約0.4円なので、足しても結論は変わりません。

氷の調達方法1kgあたり根拠
家庭用製氷機約4〜15円(電気代)サンコー公式の仕様から当サイトが計算
業務用製氷機(ホシザキ IM-55P)4.03円(電気代+水道代)ホシザキ公式の公表値
コンビニの氷(1.1kg袋)約263〜271円セブン‐イレブン 税込289.44円・ファミリーマート 税込298円
冷蔵庫の自動製氷公表値なし製氷だけの電力量を示したメーカー資料は見つからず

家庭用製氷機の金額は、作った氷をすべて使った場合の数字です。保冷機能のない機種で氷を溶かしてしまうと、その分を作り直すことになり、1kgあたりの電気代は上がります。

冷蔵庫の自動製氷との違いは「速さ」

冷蔵庫の自動製氷は、冷凍室を冷やす運転の中で氷を作ります。製氷だけにかかる電力量を公表しているメーカーは確認できなかったため、「冷蔵庫の氷は1kgいくら」という比較は、公式の数字ではできません。水温と氷の温度が同じなら、氷1kgから取り除く熱の量は製氷機でも冷蔵庫でも同じです(後述の約116〜126Wh)。差が出るとすれば機器の効率の違いですが、それを示す公表値はありません。

公式の数字で比べられるのは、氷ができる速さです。

機器1回の製氷にかかる時間(メーカー公式)
日立の冷蔵庫約2〜3時間(急速製氷 約80分)
パナソニックの冷蔵庫最速約80分
ハイセンスの冷蔵庫(360Lの機種)1回10個・約120〜150分(急速モード約90分)
サンコー IceGolon(卓上製氷機)1回7個・最速6分〜15分

ふだんの飲み物に入れる量なら、冷蔵庫の自動製氷で足ります。来客やバーベキューのように、数時間でまとまった量が要るときに差が出ます。冷蔵庫そのものの電気代は、冷蔵庫の電気代を容量別・年式別に比べたページにまとめています。

コンビニの氷と比べた年間の差と、本体代の回収

コンビニの氷は、セブン‐イレブンの「ロックアイス」1.1kgが税込289.44円、ファミリーマートの「便利なチャック付きICE」1.1kgが税込298円です(各社公式サイト・2026年10月5日確認)。1kgあたりにすると約263〜271円で、製氷機の電気代(約4〜15円)の少なくとも約17倍です。

氷を使う量コンビニの氷(年間)製氷機の電気代(年間)差額(年間)
週1kg(年52kg)約13,700〜14,100円約210〜780円約12,900〜13,900円
週2kg(年104kg)約27,400〜28,200円約420〜1,560円約25,800〜27,800円

製氷機の本体は、サンコー公式通販の価格(税込)で IceGolon が13,800円、アイスゴロンSlim が17,800円、クリアアイスゴロンが19,800円です(クラッシュアイスが作れる製氷機&ウォーターサーバーは44,800円。この機種とクリアアイスゴロンは2026年10月5日時点で品切れ)。週1kg使う家庭なら、本体代を「コンビニの氷代と製氷機の電気代の差額」で割って、13,800円の機種は約1年、17,800円の機種は約1年4か月、19,800円の機種は約1年半で回収できる計算です。週2kgなら半年〜9か月ほどです。氷を買うのが月に1回以下の家庭では、回収に数年かかります。

業務用製氷機(ホシザキ IM-25P)の電気代

飲食店で使われるホシザキのキューブアイスメーカー IM-25P(日産製氷能力25kgタイプ)は、公式仕様で消費電力145/165W(50/60Hz)、製氷能力は約24/26kg/日(室温20℃・水温15℃)、最大ストック量は約14kgです。

項目(60Hz・31円/kWh)数字
1時間の電気代5.1円
24時間動かした場合3.96kWh・123円
30日間、24時間動かし続けた場合3,683円
氷1kgあたりの電気代4.7円(室温20℃・水温15℃)〜5.6円(室温30℃・水温25℃)

月3,683円は、定格の消費電力で止まらずに動いた場合の上限です。ホシザキは公式サイトで、IM-55P(55kgタイプ)の製氷コストを電気代と水道代の合計で1kgあたり4.03円と公表しています。計算条件は、電気料金31円/kWh・水道料金366円/m³・室温20℃・水温15℃・24時間運転です。

氷1kgを作るのに必要なエネルギー

20℃の水1kgを−18℃の氷にするには、次の3つの熱を取り除きます。

  • 水を20℃から0℃に冷やす: 比熱 4.186kJ/(kg・℃) × 20℃ = 約83.7kJ
  • 0℃の水を0℃の氷にする(凝固の潜熱): 約334kJ
  • 氷を0℃から−18℃に冷やす: 比熱 2.09kJ/(kg・℃) × 18℃ = 約37.6kJ

合計は約455kJで、電力量の単位に直すと約126Whです。保冷機能のない卓上製氷機のように0℃の氷で取り出すなら、3つ目を除いた約418kJ(約116Wh)です。これは氷から取り除く熱の量で、製氷機が使う電力量そのものではありません。冷凍機は、使った電力の何倍の熱を運べるかを成績係数(COP)で表します。COPが1なら126Wh、2なら63Whの電力で足ります。ホシザキ IM-55P の公表条件から計算すると1kgあたり約103Wh、サンコー IceGolon の目安値からは約120Wh(1回の個数と時間から逆算すると約190〜480Wh)です。どちらも定格の消費電力を公表の製氷量で割った値で、水温などの条件は上の計算とそろっていません。

電気代を抑える3つの使い方

1. 使う分だけ作って止める

月の電気代は稼働時間に比例します。120Wの機種で1日8時間を2時間に減らすと、月893円が223円になります。サンコー IceGolon は、氷が保管容量(約315g)を超えると製氷が止まり、氷を取り出すと再開する仕組みです。満杯で止まる仕組みを公式ページで確認できたのは IceGolon だけです。ほかの機種は、タイマーつきの電源タップで時間を区切ると管理しやすくなります。

2. 涼しい場所に置き、冷たい水を使う

製氷能力は室温と水温で変わります。ホシザキ IM-25P の公式仕様では、室温20℃・水温15℃のときの約26kg/日が、室温30℃・水温25℃では約22kg/日に下がります(60Hz)。同じ消費電力で作れる氷が約15%減るので、1kgあたりの電気代はそのぶん上がります。直射日光の当たる場所や、熱のこもる場所を避けて置いてください。

3. できた氷は冷凍庫に移す

保冷機能のない機種では、製氷機に入れたままの氷は溶けていきます。できた氷を保存袋に入れて冷凍庫に移せば、製氷機の電源を切っても氷を使えます。

よくある質問

製氷機をつけっぱなしにすると、電気代は月いくらですか?

定格の消費電力で30日間動き続けた場合、100Wの機種で月約2,230円、120Wで約2,680円、180Wで約4,020円です(31円/kWh)。1日2時間で止めれば、月186〜335円です。

製氷機と冷蔵庫の自動製氷は、どちらが安いですか?

冷蔵庫の製氷だけにかかる電気代は、公表しているメーカーが見つからず、公式の数字では比べられません。水温と氷の温度が同じなら、氷1kgから取り除く熱の量は同じです。はっきり違うのは速さで、冷蔵庫は1回の製氷に約80分〜3時間、卓上製氷機は1回6〜15分です。

製氷機の本体代は、何年で回収できますか?

コンビニの氷(1kgあたり約263〜271円)を週1kg買っている家庭なら、13,800円の機種で約1年です。週2kgなら半年〜9か月ほどです。氷を買う回数が月1回以下なら、回収に数年かかります。

50Hzと60Hzの地域で、電気代は変わりますか?

機種によります。ホシザキ IM-25P は50Hzで145W・約24kg/日、60Hzで165W・約26kg/日で、消費電力と製氷能力の両方が変わります。家庭用のサンコー IceGolon は、公式仕様に「定格電圧 100V 50/60Hz」「消費電力 120W」と、周波数で分けずに書かれています。

製氷機の音はうるさいですか?

サンコー IceGolon の公式ページは、動作音を「真上からだと約50dB」と説明しています。機種によって違うので、購入前に製品ページで確かめてください。

製氷機の手入れはどのくらい必要ですか?

サンコーのアイスゴロンSlim とクリアアイスゴロンは、公式ページにクリーニングモードを搭載と書かれており、クリアアイスゴロンはクエン酸での洗浄にも対応しています。冷蔵庫の自動製氷については、パナソニックが「給水タンクは週1回を目安にお手入れしてください」と案内しています。手入れの頻度と方法は、機種の取扱説明書に従ってください。

自分の家の電気代を計算する3ステップ
  1. 1
    仕様表で消費電力を確かめる

    製品ページか本体の銘板にある消費電力(W)を1,000で割り、31円を掛けると1時間の電気代になります。120Wなら約3.7円です。

  2. 2
    1日に動かす時間を掛ける

    1時間の電気代に、1日の稼働時間と30日を掛けると月額です。120Wで1日2時間なら223円、8時間なら893円です。

  3. 3
    いま買っている氷の金額と比べる

    コンビニの氷は1kgあたり約263〜271円です。1か月に買っている量を掛けて、製氷機の月額と本体代を比べます。

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この記事の情報源(2026年10月5日確認)
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この記事の執筆: Japan Energy Times 編集部
電気代・再生可能エネルギー・省エネの一次情報(公式統計・料金表・制度資料)を確認して記事を制作しています。
カテゴリ:電気代・節電

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