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昔のアイロンからコードレスアイロンで使い勝手と電気代は?利便性比較

更新: 2026/03/23
電気代・節電
昔のアイロンからコードレスアイロンで使い勝手と電気代は?利便性比較

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コードレスアイロンとコード付きアイロンの電気代は、1回15分使用時でほぼ同等です。長時間まとめてかける用途ではコード付きが有利になります。コードレスは最大1,400W(パナソニック NI-WL709、公式スペック)の高消費電力モデルが多いです。短時間でシワを伸ばすパワーと引き換えにスタンドへの戻し時間が必要になります。両タイプの消費電力を数値で比較し、年間コストと用途別の選び方を整理します。

コードレス・コード付きアイロンの消費電力比較

メリット

  • 毎日1〜2枚を短時間かける用途ではコードを出す手間が不要で朝の時短になり、利便性が高い
  • 1回15分の使用では年間電気代が約1,239〜1,339円と、コード付きドライアイロン(676円)との差は年間約663円にすぎない
  • スタンドと一体化したコンパクトモデルは省スペースで収納でき、一人暮らしの狭い住環境に適している

デメリット・注意点

  • コードレス(1,400W)はコード付きスチーム(1,000W)より消費電力が40%高く、年間で約290〜380円多くかかる
  • スチーム持続時間は最長約180秒(3分)で、ワイシャツ5枚以上をまとめてかける場合はコード付きより作業時間が延びる
  • スタンド通電中も電力を消費するため「かけては戻す」を繰り返すと実際の消費電力がスペック値より高くなる

コードレスアイロンは1,200〜1,400Wとコード付きのハイエンドモデルと同等以上の消費電力を持つ。

この記事のポイント
  • コードレスアイロンは1回の充電コストが約0.5〜1円で、コード式との電気代差は年間数百円以下
  • コードレスは継続使用時に一時冷えるデメリットがあり、大量のシャツをかける家庭にはコード式が向く
  • スチーム機能の有無と使用頻度が電気代の主な差を生む要因になる
タイプ メーカー・型番 消費電力 スタイル
コードレス(高機能) パナソニック NI-WL709 1,400W スチーム・コードレス
コードレス(スタンダード) ティファール FV6470J0 1,300W スチーム・コードレス
コードレス(スタンダード) 東芝 TA-FDX970 1,400W スチーム・コードレス
コード付き(スチーム) パナソニック NI-S55 1,000W スチーム・コード付き
コード付き(ドライ) パナソニック NI-A66 700W ドライ・コード付き

出典: 各メーカー公式スペックページ(パナソニック・ティファール・東芝ライフスタイル)。コードレスタイプが軒並みコード付きスチームアイロンを上回る消費電力であることが分かる。

1回あたりの電気代と年間コスト比較シミュレーション

1回15分の使用で計算すると、コードレス(1,400W)は約9.3円、コード付きスチーム(1,000W)は約6.7円です。1回あたり約2.6円の差が生じる。

計算式と前提条件

計算式は「消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」です。電気料金単価は東京電力従量電灯B・第2段階の36.60円/kWh(2025年10月時点、東電公式)を使用します。

1回・月・年間のコスト比較(週3回・1回15分の前提)

タイプ 消費電力 1回の電気代(15分) 月間(12回) 年間(144回)
コードレス(高機能) 1,400W 約9.3円 約112円 約1,339円
コードレス(スタンダード) 1,300W 約8.6円 約103円 約1,243円
コード付き(スチーム) 1,000W 約6.7円 約80円 約957円
コード付き(ドライ) 700W 約4.7円 約56円 約676円

コードレス高機能モデルとコード付きドライアイロンの年間差は約663円です。電気代だけで製品の優劣を判断するより、使用スタイルとの相性を重視する方が賢明です。

長時間使用(30分)のシミュレーション

シャツを複数枚まとめてかける場合など、1回30分使用すると電気代は単純に2倍になります。コードレス(1,400W)では約18.6円、コード付きスチーム(1,000W)では約13.3円です。さらにコードレスは途中でスタンドへ戻す時間が発生するため、実質的な使用時間が延びるケースもあります。コードレス掃除機とコード付き掃除機の電気代比較でも同様の傾向が見られます。コードレス化は利便性と引き換えに消費電力が増える傾向があります。

コードレスアイロンのデメリット(パワー・電気代の実態)

コードレスアイロンは消費電力が高いです。さらにスタンドへの戻し時間が発生するため、連続作業効率が下がるという矛盾を抱えます。

スタンド戻し時間の問題

パナソニック NI-WL709のスチーム持続時間は最長約180秒(3分)です。3分ごとにスタンドへ戻す必要があります。ワイシャツ5枚のアイロンがけでは、実質的な作業時間がコード付きより長くなることがあります。

電気代が割高になるケース

スタンド通電中(加熱待機中)も電力を消費します。「かけては戻す」を繰り返すと、実際の電力消費はスペック値から単純計算した数値より高くなる可能性があります。衣類の量が多い場合、コードレスの電気代上の優位性は実質的に消えます。ヘアアイロンの消費電力と電気代と同様に、使用時間と頻度が電気代を大きく左右します。

スチームパワーの限界

ティファール FV6470J0のスチーム量は通常0〜15g/分(公式スペック)です。コード付きスチームアイロンの中には30〜40g/分を超えるモデルもあります。厚手のスーツや綿素材のシーツにはコードレスだと力不足を感じる場合があります。

選び方の基準(用途別おすすめ)

アイロンの選択は「使用頻度×1回の枚数」で決まる。少量・頻繁ならコードレス、大量・まとめてならコード付きが最適です。

使用パターン おすすめタイプ 理由
毎日1〜2枚、短時間 コードレス コードを出す手間がなく朝の時短になる
週1回まとめて5枚以上 コード付きスチーム 連続使用でき、スタンド戻し不要で効率的
スーツ・綿素材を頻繁に コード付きスチーム(高出力) 強スチームでシワを確実に伸ばせる
とにかく電気代を抑えたい コード付きドライアイロン 700Wで年間676円(週3回・15分計算)
一人暮らしで収納スペース少ない コードレス(コンパクトモデル) スタンドと一体化で省スペース収納が可能

電気代節約が最優先なら、家庭全体の電気代を半額にする節約術も参考にしながらアイロン以外の家電も見直すと効果的です。

アイロンの電気代を下げる実践テクニック

タイプに関係なく、アイロンがけの電気代を節約するための実践的なテクニックを紹介します。

  • まとめがけ: 予熱の回数を減らすため、週1回にまとめて5枚以上を一気にかける
  • 素材別に温度を下げる: ポリエステル・ナイロンなどの化繊は低温(80〜120℃)で十分。高温設定のまま全素材をかけるのは電力の無駄だ
  • スチームは必要時のみ使用: スチーム機能は水の気化に電力を使う。ドライで済む素材はドライモードに切り替える
  • 余熱の活用: 電源を切った直後の余熱でハンカチ・薄手の衣類を仕上げる

インバーター家電の省エネ効果と同様に、「使い方の工夫」が機器の選択以上にコスト削減に寄与することがあります。

よくある質問

Q: コードレスアイロンはコード付きより電気代が高いですか?

1回15分の使用では、コードレス(1,300〜1,400W)はコード付きスチーム(1,000W)より約2〜2.6円高いです。年間(週3回)で換算すると約290〜380円の差です。ただし、スタンド加熱中の待機電力を含めると実際の差はさらに広がる可能性があります。

Q: コードレスアイロンのスタンドに置いている間も電気を使いますか?

使う。スタンドはアイロン底面を再加熱するために通電しており、アイロンを置いている間も電力を消費します。「3分使って1分戻す」を繰り返す実際の使用では、スペック値より総消費電力が増えます。

Q: アイロンの電気代を節約する最も効果的な方法は何ですか?

まとめてかけることが最も効果的です。毎日1枚ずつかけるより、週1回まとめてかける方が立ち上げ(予熱)回数が減り、総電力消費を抑えられます。また、化繊素材は低温設定で済むため、ドライアイロン(700W)で十分なケースも多いです。

Q: コードレスアイロンは何分間継続して使えますか?

パナソニック NI-WL709は最長約180秒(3分)、東芝 TA-FDX970も最長約180秒だ(各公式スペック)。スチームを使わない「ドライ」状態であればより長く使えるが、強スチームは短時間で熱量を消費します。

Q: 衣類スチーマーとコードレスアイロンはどちらが電気代が安いですか?

衣類スチーマーの方が安い場合が多いです。アイリスオーヤマ IRS-01は950W(公式スペック)で、コードレスアイロンの1,300〜1,400Wより低いです。ただし、衣類スチーマーはシャツのカラーなど平面部分のプレスには向かないため、用途で使い分けが必要です。インバーター式家電の電気代削減効果と同様に、適切な機器選びが節電の鍵になります。

コードレスとコード付きアイロンの総合判定

コードレスアイロン(1,300〜1,400W)はコード付きスチーム(1,000W)より消費電力が高いです。年間電気代は約290〜380円の差が生じる。毎日少枚数をかける使い方ならコードレスの利便性が勝る。週1回まとめてかける場合はコード付きの方が電気代・作業効率ともに有利です。コードレス家電の電気代は利便性とのトレードオフで考えることが重要です。

自分に合ったアイロンを選ぶ3ステップ
  1. 1
    1週間のアイロン使用時間を記録する

    1回の使用時間と週の使用回数を記録する。15分×週3回以下ならコードレス、それ以上ならコード式が電気代・使い勝手ともに有利になりやすい。

  2. 2
    スチーム機能の必要性を判断する

    スチームアイロンはドライ式より消費電力が20〜30%高い。スーツや綿素材が多いならスチーム機能は必須だが、化繊中心なら不要な場合が多い。

  3. 3
    コード式・コードレス各1週間使い比べる

    家電量販店のレンタルサービスや返品保証を活用して実際の使い勝手を確認する。仕上がり品質と時間効率を比較して最終判断を下す。

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カテゴリ:電気代・節電