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別荘の電気代は?セカンドハウスの維持費と不在時対策

更新: 2026/03/23
電気代・節電
別荘の電気代は?セカンドハウスの維持費と不在時対策

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不在時の光熱費は月3,500円が相場

メリット

  • Looopでんきや楽天でんきの基本料金0円プランに切り替えると不在月の電気代が完全にゼロになり、年間約1万円以上の節約が見込める
  • サーモスタット付き凍結防止ヒーター(1本3,000〜5,000円)に交換すれば電気代を30〜50%削減でき、1〜2シーズンで回収できる
  • ブレーカーオフ+水抜き作業(30〜60分)の組み合わせで待機電力をゼロにでき、凍結破裂(修理費10〜30万円)も防止できる

デメリット・注意点

  • 不在時でも電気・水道・ガスの基本料金合計は月約3,500円かかり、年間維持費は光熱費だけで約5.4万円に達する
  • Looopでんきは市場連動型のため冬季寒波など電力市場高騰時に単価が跳ね上がるリスクがあり、高単価時期の滞在は電気代が予測しにくい
  • 寒冷地でブレーカーオフにする際は水抜き作業が必須で、怠ると水道管が凍結・破裂し修理費が10〜30万円に及ぶ

別荘やセカンドハウスを所有すると、滞在しない月にも固定費が発生します。電気・水道・ガスの基本料金を合算すると、不在時でも毎月約3,500円の出費になります。以下に内訳を示す。

項目月額(税込)根拠
電気代(基本料金+待機電力)約1,500円東京電力従量電灯B 30A契約の基本料金935.25円+冷蔵庫等の待機電力
水道代(基本料金のみ)約1,200円口径13mmの全国平均(総務省 家計調査2024年)
ガス代(基本料金のみ)約800円都市ガス最低料金の目安(東京ガス 基本料金B表)
合計約3,500円

この3,500円は「一切使わなくても契約を維持するだけで生じる費用」です。冷蔵庫を常時通電していると、それだけで月400〜600円が加算されます。一人暮らしの平均電気代と比較すると、不在の別荘でも一人暮らしの3〜4割程度のコストが発生しています。

この記事のポイント
  • 別荘の不在時固定費は月約3,500円(電気・水道・ガス基本料合計)
  • 基本料金0円のLooopでんきに切り替えると不在月の電気代が実質ゼロになる
  • 凍結防止ヒーターは1本30Wで24時間稼働すると月約670円のコストが発生する

年間維持費は月あたり5.4万円

光熱費だけでなく、別荘の維持には多くの費用がかかる。不動産ポータルサイト「SUUMO」の調査(2023年)によると、セカンドハウスの年間維持費は平均65万円前後です。月額に換算すると約5.4万円になります。

費目年間費用備考
固定資産税・都市計画税10〜30万円自治体・評価額で大きく変動
管理費・修繕積立金12〜24万円管理組合がある別荘地の場合
火災・地震保険3〜5万円木造・築年数で変動
光熱費(通年)4〜8万円不在月の基本料金+滞在時の使用分
交通費5〜15万円自宅からの距離に依存
清掃・メンテナンス3〜6万円草刈り・排水溝清掃等
合計目安37〜88万円中央値は約65万円/年

光熱費は維持費全体の6〜12%程度に過ぎません。しかし毎月確実に引き落とされる固定費であるため、心理的負担は大きいです。電気代3,000円生活の実態でも解説しているとおり、基本料金の存在が「使っていないのに払う」不満の原因になります。

基本料金0円プランで不在月のコストを削減

Looopでんきの「スマートタイムONE」は基本料金0円のプランです。使用量がゼロの月は電気代もゼロになります。別荘オーナーにとっては、不在月の無駄な基本料金をカットできる有力な方法です。

基本料金0円プランの比較

電力会社基本料金従量単価別荘向けの評価
Looopでんき0円市場連動型(30分ごとに変動)不在月は完全0円になる
東京電力(従量電灯B)935.25円(30A)30.00〜40.69円/kWh不在でも基本料金が発生
楽天でんき0円固定単価(エリア別)市場連動でないため安定

Looopでんきの注意点は市場連動型であることです。電力市場の高騰時(冬季の寒波など)は単価が跳ね上がるリスクがあります。ただし別荘の場合は滞在日が限られるため、高騰時を避けて利用すればリスクは低い(出典:Looop公式サイト「スマートタイムONE料金表」2025年版)。

楽天でんきも基本料金0円で固定単価のため、価格変動リスクを避けたい場合は有力な選択肢です。

凍結防止ヒーターの電気代は月2,000〜4,000円

寒冷地の別荘では、冬季に水道管の凍結を防ぐヒーターが必須です。凍結防止ヒーターは不在時も24時間通電し続ける必要があり、冬場の電気代を大きく押し上げる原因となります。

凍結防止ヒーターの消費電力と電気代

ヒーター本数消費電力合計月間電気代(31円/kWh換算)
2本(水道管2か所)約60W約1,340円
4本(台所・洗面・浴室・トイレ)約120W約2,678円
6本(大型別荘)約180W約4,017円

計算式は消費電力(kW) × 24時間 × 30日 × 31円/kWhです。1本あたりの消費電力は約30Wが一般的だ(出典:日本水道協会「寒冷地における給水管理技術指針」)。

節約策としてはサーモスタット付きヒーターの導入が効果的です。外気温が一定以上になると自動で通電を停止するため、電気代を30〜50%削減できます。サーモスタット付きへの交換費用は1本あたり3,000〜5,000円程度です。

別荘への太陽光発電設置を検討する場合、凍結防止ヒーターの電力を太陽光で賄えるかが重要な判断材料になります。冬季の発電量が少ない寒冷地では、太陽光だけでヒーター電力をカバーするのは困難です。

ブレーカーオフ運用のメリットとリスク

長期不在時にメインブレーカーを落とす「ブレーカーオフ運用」は、待機電力をゼロにする最も確実な方法です。基本料金0円プランと組み合わせれば、電気代を完全にゼロにできます。

ブレーカーオフで停止する設備と影響

設備停止時の影響対処法
冷蔵庫食品が腐敗する不在前に中身を空にする
凍結防止ヒーター水道管が凍結・破裂するリスク水抜き作業を必ず実施
セキュリティ機器防犯カメラ・センサーが停止バッテリー式に切り替え
インターホン来訪者に応答できない管理会社に連絡先を共有
換気扇(24時間換気)室内に湿気がこもりカビが発生換気口を開放状態にする

寒冷地でブレーカーをオフにする場合、水抜き作業は必須です。水道管内の残水を抜かないまま通電を止めると、凍結による破裂が起きる。修理費は10〜30万円に及ぶため、手間を惜しんではなりません。

具体的な水抜き手順は以下のとおりです。

  1. 元栓(止水栓)を閉める
  2. すべての蛇口を開けて残水を排出する
  3. トイレのタンクと便器内の水を抜く
  4. 排水トラップに不凍液を入れる(下水臭の逆流防止)
  5. 給湯器の水抜き栓を開ける

水抜き作業には30〜60分かかる。管理会社に依頼する場合の費用は1回5,000〜10,000円程度です。

別荘の光熱費を最小化する3ステップ
  1. 1
    基本料金0円プランに切り替える

    Looopでんきや楽天でんきなど基本料金0円のプランに変更します。不在月は電気代が完全にゼロになり、年間約1万円以上の節約が見込めます。

  2. 2
    凍結防止ヒーターをサーモスタット付きに変更する

    外気温が5℃以上になると自動停止するサーモスタット付きヒーターに交換します。1本3,000〜5,000円の交換費用で電気代を30〜50%削減でき、1〜2シーズンで回収できます。

  3. 3
    長期不在時はブレーカーオフ+水抜きを徹底する

    1ヶ月以上の不在では主電源を落とし、水抜き作業(約30〜60分)を実施します。待機電力をゼロにしつつ凍結破裂(修理費10〜30万円)を防ぐ最も確実な方法です。

よくある質問

別荘の電気契約は主契約と別にできる?

別荘の電気契約は、自宅とは独立して別の電力会社と契約できます。供給地点特定番号が異なるため、別々のプランを選べます。別荘では基本料金0円プラン、自宅では安定した従量制プランという使い分けが合理的です。

別荘の電気を完全に解約することは可能か?

電気の供給契約自体を解約(廃止)することは可能です。ただし再開時には電力会社への申し込みが必要で、送配電事業者による開通工事に数日〜2週間かかる場合があります。頻繁に利用する別荘では、解約より基本料金0円プランへの切替のほうが実用的です。

太陽光発電で別荘の維持費をゼロにできる?

理論的には可能だが、現実には難しいです。別荘の太陽光発電シミュレーションで詳しく分析しているが、別荘は自家消費率が低い(10〜15%)ため、投資回収に14〜16年かかる。維持費全体に占める光熱費の割合が小さいため、太陽光導入だけで維持費ゼロにはなりません。

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カテゴリ:電気代・節電