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モニター・ディスプレイの電気代は?サイズ別・解像度別の消費電力

更新: 2026/03/24
電気代・節電
モニター・ディスプレイの電気代は?サイズ別・解像度別の消費電力

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モニターの電気代はサイズと解像度で大きく変わる。24型FHDなら月約200円、32型4Kなら月約500円が目安です。

サイズ別・解像度別・パネル方式別の消費電力を整理し、年間の電気代を具体的に算出します。電気代単価は31円/kWh(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 2024年目安単価)で統一して計算します。

この記事のポイント
  • 24型FHDモニターの月間電気代は約200円、32型4Kは約500円が目安
  • 有機ELは暗いシーンで液晶より省電力になるが、全白画面では液晶より消費が大きい
  • 輝度を50%に下げるだけで消費電力が20〜30%減り、年間数百円の節約になる

24型FHDモニターは25〜35Wで月約200円

メリット

  • 24型FHDモニター(25〜35W)の月間電気代は約200円と安く、テキスト作業中心の用途なら電気代を気にする必要はほぼない
  • 有機ELは暗いシーン中心のゲームや映画では消費電力が35〜50Wまで下がり、同サイズ液晶(45〜55W)より省電力になるケースがある
  • 輝度を100%から50%に下げるだけで消費電力が20〜30%減り、32型4Kなら月100円以上の節約になる

デメリット・注意点

  • 32型4Kモニター(60〜90W)は月約500円・年間約6,000円と24型FHD(年間約2,400円)の2.5倍の電気代がかかり、大型化・高解像度化のコストが積み上がる
  • 27型WQHDの240Hzゲーミングモニター(50〜80W)は月280〜446円かかり、PS5(月420円)と合算するとゲーム環境全体で月700〜800円以上になる
  • 有機ELは全白画面で75〜85Wと液晶(45〜55W)の1.5〜1.7倍の消費電力になり、WebブラウジングやOffice作業が中心なら液晶のほうが電気代で有利になる

24型フルHD(1920×1080)のIPSモニターは標準消費電力が25〜35Wです。Dell P2425HやBenQ GW2480などの主要機種は公称消費電力が22〜30Wの範囲に収まる(各メーカー公式仕様書)。

月間コストを計算します。30W×8時間/日×30日=7.2kWh、7.2kWh×31円=約223円です。オフィス用途で1日10時間使っても月280円程度にとどまる。

項目
標準消費電力25〜35W
1日8時間×月30日約223円
年間コスト約2,680円
代表機種Dell P2425H(22W)、BenQ GW2480(28W)

24型FHDは最もコストパフォーマンスに優れるサイズです。テキスト作業やWeb閲覧が中心であれば、電気代を気にする必要はほぼしません。

27型WQHDモニターは40〜60Wで月約390円

27型WQHD(2560×1440)は解像度が上がる分、バックライト輝度も高めに設定されるため消費電力が増えます。Dell U2723QEは26W(WQHD設定時)だが、LG 27GP850-Bなどゲーミング仕様は48〜60Wに達する(各メーカー仕様書)。

50W×8時間/日×30日=12kWh、12kWh×31円=約372円です。輝度を最大にすると60W超になり月450円近くまで上がる。

機種カテゴリ消費電力月間コスト(8h/日)
27型WQHD(事務用途)35〜45W260〜335円
27型WQHD(ゲーミング)48〜65W357〜483円

HDR対応モデルはピーク輝度で消費電力がさらに20〜30%上乗せされます。HDRを常時オンにしている場合は注意が必要です。一人暮らしの平均電気代と比較しても、モニター単体の電気代は家計への影響が小さい部類に入る。

32型4Kモニターは60〜90Wで月約500円

32型4K(3840×2160)はバックライトの面積・輝度ともに大きく、60〜90Wが標準的です。Dell U3223QEが公称38Wと低い例はあるが、IPS Blackパネルの輝度設定次第で実使用時は50W超になるケースが多い(RTINGSの実測レビュー)。

75W×8時間/日×30日=18kWh、18kWh×31円=約558円です。年間では約6,700円になります。

サイズ解像度消費電力月間コスト年間コスト
24型FHD25〜35W約200円約2,400円
27型WQHD40〜60W約390円約4,700円
32型4K60〜90W約500円約6,000円
34型UWUWQHD50〜80W約480円約5,800円

32型4Kはクリエイター・デザイナー向けに人気だが、映像制作で輝度を上げた使い方をすると100W近くまで達することもあります。作業内容に応じて輝度設定を調整するだけで月100円以上の差が生まれます。

有機ELモニターは暗いシーンで液晶より省電力

有機ELは画素が自発光するため、黒い画面では消費電力がほぼゼロになります。RTINGSの実測では、LG 27GR95QE-B(27型WQHD OLED)が全白画面で80W、暗いシーン中心のゲームプレイで45〜55Wでした。

同サイズの液晶(IPS)モニターが画面内容にかかわらず一定の消費電力を維持するのに対し、有機ELは表示内容で消費電力が大きく変動します。暗いシーンが多いゲームや映画鑑賞では液晶より省電力になるケースがあります。

表示内容有機EL(27型)液晶IPS(27型)
全白画面75〜85W45〜55W
Webブラウジング50〜65W45〜55W
暗めのゲーム35〜50W45〜55W
全黒画面5〜10W40〜50W

有機ELの消費電力と液晶の比較検証でより詳しいデータを確認できます。ダークモードを活用すれば有機ELの省電力メリットを最大化できます。

高リフレッシュレート240Hzモニターは50〜80W

ゲーミングモニターでは240Hz以上のリフレッシュレートが普及しつつあります。リフレッシュレートが高いほどGPUとディスプレイの処理回数が増え、消費電力も上昇します。

ASUS ROG Swift PG27AQN(27型4K 360Hz)はピーク時90W超を記録する(ASUS公式仕様書)。一方、27型WQHDの165Hzモデルは45〜55W程度で、240Hzモデルの50〜80Wより低いです。

リフレッシュレート消費電力目安月間コスト(6h/日)
60Hz30〜45W170〜250円
144〜165Hz40〜55W220〜305円
240Hz50〜80W280〜446円
360Hz70〜95W390〜530円

FPSゲームを本格的にプレイする場合、モニター単体で月400円超の電気代がかかる。ゲーム機やゲーミングPCの電気代と合算すると月1,000円以上になることも珍しくありません。

モニターの電気代を抑える実践テクニック

輝度を下げることが最も効果的です。輝度100%と50%では消費電力が20〜30%変わる。

自動輝度調整を活用する

環境光センサー搭載モデルでは自動輝度調整をオンにすると、暗い部屋で自動的に輝度が下がる。Dell・LG・BenQの上位モデルの多くがこの機能を搭載しています。省電力と目の負担軽減を両立できます。

不使用時はスリープさせる

モニターの待機電力は0.3〜0.5W程度だが、電源オンのまま離席する時間が長い場合はスリープ設定が有効です。OSの電源管理で5〜10分の無操作後にスリープするよう設定するだけでよい。

デュアルモニターのコスト

27型WQHDを2台使う場合、消費電力は単純に2倍で80〜120Wになります。月間コストは600〜900円です。3画面のトリプルモニターでは月1,000円を超えます。マルチモニターを使うなら、メインの1台だけ高スペックにしてサブはFHDに抑えるとコストを最適化できます。月々の電気代をさらに抑えるには、基本料金0円の電力プラン(【リボンエナジー】など)も選択肢になります。なおタブレットの充電にかかる電気代は年間でも数十円であり、サブ画面としてタブレットを活用するのもコスト面では合理的です。

モニターの電気代を抑える3ステップ
  1. 1
    輝度を50〜70%に設定する

    輝度100%と50%では消費電力が20〜30%異なります。環境光センサー搭載モデルは自動輝度調整をオンにするだけで節電できます。

  2. 2
    5〜10分の無操作後にスリープを設定する

    OSの電源管理で短時間のスリープを設定します。離席中のモニターは待機電力をほぼゼロにできます。

  3. 3
    電力プランを見直す

    月々の電気代をさらに抑えるには、使った分だけ支払う電力プランへの切り替えも有効です。家全体の電気代が下がります。

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よくある質問

Q: モニターをつけっぱなしにすると月いくらかかる?

27型WQHDモニター(50W)を24時間つけっぱなしにした場合、50W×24h×30日=36kWh、36kWh×31円=月約1,116円です。使わない時間はスリープに設定することを強く推奨します。

Q: 液晶と有機EL、電気代が安いのはどちらか?

通常の使い方(Webブラウジング・オフィス作業)では液晶のほうが安いです。暗い映画やダークモード中心の使い方をするなら有機ELが逆転するケースもあります。

Q: 古いモニターは電気代が高い?

10年以上前のCCFL(冷陰極管)バックライト搭載モニターはLEDバックライトより30〜50%消費電力が高いです。買い替えで電気代が大きく下がる可能性があります。

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カテゴリ:電気代・節電