「EVは静か」は半分だけ正しい
「EVは静か」——半分正しく、半分間違いです。静かなのは発進から時速20km程度までで、それより速くなるとタイヤと路面の音が主になり、エンジン車との差は小さくなります。
- 発進から時速20km程度までは、モーターだけで走る車とエンジン車の音量の差が最大20dB(国土交通省の検討委員会・2010年)。差が最大なのは停止から動き出すときで、時速10kmでは約7dB
- 時速20km以上ではタイヤと路面の音が増え、歩行者の気付きやすさはエンジン車と同等(同)
- 道路運送車両の保安基準で、発進から時速20kmまでと後退時に音を出す車両接近通報装置が義務。新型車は2018年3月8日、継続生産車は2020年10月8日から
国土交通省の「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」は2010年1月の報告で、モーターだけで走れるハイブリッド車や電気自動車は、発進から時速20km程度まで、一般のエンジン車と比べて音量の差が最大20dBあるとまとめました。
速度が上がると話が変わります。同じ報告は、時速20km以上ではタイヤと路面の接触による音が増えるため、モーターで走っていてもエンジン車と同等の気付きやすさがあるとしています。
この静かさは、歩行者が車の接近に気付きにくいという問題にもなりました。現在の電気自動車は、低速では通報音を出すことが義務づけられており、無音で走るわけではありません。
EVの静音性は「いつでも静か」ではなく、「低速域で静か」が正確な表現です。この事実を踏まえたうえで、速度域ごとのデータを見ていきます。
速度域別の騒音比較データ
EVとエンジン車の音の差は、速度域で変わります。国土交通省の検討委員会の報告(2010年)と、車両接近通報装置の国連規則(UN R138)の内容を並べると次のとおりです。
| 速度域 | EV(モーター走行)とエンジン車の差 | 通報音の決まり |
|---|---|---|
| 停車時 | エンジン車はアイドリングの音がある。EVは走行用の音が出ない | 任意(出してもよい) |
| 発進〜20km/h | 音量の差が最大20dB(停止から動き出すとき。時速10kmで約7dB) | 義務。10km/hで50dB以上、20km/hで56dB以上 |
| 20km/h以上 | タイヤと路面の音が増え、気付きやすさは同等 | 義務なし |
| 後退時 | — | 義務。47dB以上 |
出典:国土交通省「ハイブリッド車等の静音性に関する対策について(報告)」(2010年1月29日)、UN Regulation No. 138。通報音の値は車から2mの位置で測る下限です。
同じ報告には、モーターだけで走っているハイブリッド車と、エンジン車2台の音を、車から2mの位置で測った図があります。図から読み取ったおおよその値は次のとおりです。
| 速度 | エンジン車(2台) | ハイブリッド車(モーター走行) |
|---|---|---|
| 停止時 | 約47〜49dB | 約29dB |
| 10km/h | 約57dB | 約50dB |
| 15km/h | 約58〜59dB | 約56dB |
| 20km/h | 約62〜63dB | 約60〜61dB |
| 30km/h | 約69〜70dB | 約67dB |
国土交通省の同じ報告の図C(車の走行中心線から左側方2m、地上1.2mの位置で測定)から、当サイトが読み取った値です。差が最大になるのは停止から動き出すときで、時速10kmでは約7dB、時速20kmでは約1〜3dBまで縮まります。
低速域では、エンジン音があるかどうかが差になります。エンジン車は停車中もアイドリングの音を出しますが、EVはモーターが回っていても音がごく小さくなります。住宅街の徐行や駐車場の出入りで差を感じやすい理由です。
時速20kmを超えると、タイヤと路面の接触音(ロードノイズ)が車の音の中心になります。動力がモーターかエンジンかの違いは、この音に埋もれていきます。
さらに速度が上がると風切り音も加わります。風切り音とロードノイズは、車体の形やタイヤ、遮音の設計で決まる音で、EVかどうかとは別の要素です。
EVの静かさを実感しやすいのは、低速で走る時間が長い市街地中心の使い方です。高速道路の利用が多い場合は、静かさだけを理由にEVを選ぶ意味は小さくなります。
身近な音と比較するEVの騒音レベル
デシベルの数字だけでは実感しにくいため、日常の音と並べます。身近な音の例は、環境省が掲載している「騒音の目安(都心・近郊用)」から、図のおおよその位置を読み取ったものです。
| 騒音レベル(dB) | 身近な音の例 | 車両接近通報装置の基準 |
|---|---|---|
| 約30dB | ホテルの室内 | — |
| 約40dB | 図書館の館内 | — |
| 約50dB | 書店の店内・高層住宅地域(昼間) | 時速10kmの下限(50dB)、後退時の下限(47dB) |
| 50dB台後半 | 銀行の窓口周辺・博物館の館内 | 時速20kmの下限(56dB) |
| 70dB台 | 主要幹線道路周辺(昼間)・在来鉄道の車内・地下鉄の車内 | 通報音の上限(75dB) |
| 約80dB | 航空機の機内・ゲームセンター店内 | — |
出典:全国環境研協議会 騒音小委員会「騒音の目安(都心・近郊用)」(環境省掲載)、UN Regulation No. 138
通報音の基準は車から2mの位置で測る値で、その場所の騒音を測った「騒音の目安」とは条件が違います。大きさの感覚をつかむための目安として見てください。時速10kmの通報音の下限(50dB)は、書店の店内に近い数字です。
デシベルは対数の単位です。音の大きさの感覚は、10dBの差で約2倍が目安になります。低速域の最大20dBの差は、感覚では約4倍の違いにあたります。
WHO(世界保健機関)欧州地域事務局は2018年の環境騒音ガイドラインで、道路交通騒音への曝露を昼夕夜の平均(Lden)で53dB未満、夜間(Lnight)で45dB未満に下げるよう強く勧告しています。住まいの屋外で受ける騒音についての指標で、車内の音の基準ではありません。
EVの静音性が生む歩行者リスク
静かなことは、安全上の課題にもなります。
英国のロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)の研究チームは2024年5月、2013〜2017年に英国で車やタクシーにはねられた歩行者9万6,285人のデータを分析した結果を発表しました。走行1億マイルあたりの歩行者の死傷者数は、電気自動車・ハイブリッド車が5.16人、ガソリン車・ディーゼル車が2.40人で、約2倍でした。都市部では差がさらに大きく(LSHTMの発表では2.5倍、論文の回帰分析では約3倍)、農村部では差が確認されませんでした(Journal of Epidemiology and Community Health 掲載)。
研究チームは、電気自動車がガソリン車やディーゼル車より静かで、歩行者が接近に気付くのが遅れることが理由として考えられるとしています。分析の対象は2013〜2017年で、日本で通報装置の義務づけが始まった2018年より前の時期にあたります。
日本でも、国土交通省の2010年のガイドラインは、ハイブリッド車や電気自動車について「構造的に音がしなくて危険と感じる」という意見がユーザーや視覚障害者団体から寄せられたことを、対策の背景に挙げています。音を手がかりに車の接近を判断している歩行者にとって、低速で音がしない車は気付きにくい存在です。
検討委員会が対策の必要な場面として挙げたのは、路地から幹線道路に出るときのように車が停止状態から発進する場面と、歩行者と車が混在する道路を低速で走る場面です。
通報音があっても、周囲が騒がしい場所では聞こえにくくなります。運転する側も、低速では歩行者に気付かれていない可能性があると考えて走る必要があります。
AVAS(車両接近通報装置)の義務化と効果
歩行者保護のため、日本は2016年10月に道路運送車両の保安基準を改正し、AVAS(車両接近通報装置)を義務づけました。適用は新型車が2018年3月8日、継続生産車が2020年10月8日からです。
対象は、モーターだけで走行できる電気自動車やハイブリッド車などです。国連規則UN R138の性能要件に適合する必要があり、主な内容は次のとおりです。
- 発進から時速20kmまで音を出す。時速10kmで50dB以上、時速20kmで56dB以上(車から2mの位置)
- 後退時にも音を出す(47dB以上)
- 前進時の音の上限は75dB。速度に応じて音の高さが変わること
国土交通省は2010年にガイドラインを定めて装置の普及を進めていましたが、当時のガイドラインは、装置を一時的に止めるスイッチを設けることを認めていました。2016年の改正で、作動を停止させる機能を持たないことが要件になっています。
メーカーごとに異なるAVASの音
UN R138が決めているのは、音量の下限と上限、周波数の範囲、速度に応じて音の高さが変わることなどです。どんな音色にするかはメーカーに任されています。
規則は、メーカーが複数の音を用意して運転者が選べるようにすることも認めています。その場合も、すべての音が基準に適合している必要があります。
通報音は車種ごとに違うため、気になる場合は試乗のときに車の外で聞いて確かめてください。
AVASの限界と残された課題
通報音が義務なのは時速20kmまでです。それより速い領域は、タイヤと路面の音で歩行者が気付けるという考え方で、義務の対象外になっています。
停車中の発音は任意です。国土交通省の検討委員会は、エンジン車がエンジンを止めて駐停車している状態と同じであるとして、停止中の特別な対策は不要としました。
LSHTMの分析は2013〜2017年のデータにもとづくもので、通報装置の義務づけのあとに歩行者の事故がどう変わったかは、今後のデータで確かめる必要があります。
EVの車内静粛性を左右する3つの要素
同じEVでも、車内の静かさは車種で変わります。エンジン音が無い分、ほかの音が目立ちやすくなるためです。
タイヤの選択が最も費用対効果が高い
時速20km以上ではタイヤと路面の音が車の音の中心になります。タイヤは、車内に入るロードノイズに直接かかわる部品です。
タイヤメーカーは静粛性を高めた製品を用意しています。交換を検討するときは、メーカーが公表している性能と価格を販売店で確認してください。
ガラスの遮音性能で高速域の快適性が変わる
高速域では風切り音が加わります。窓ガラスの仕様は、車外の音が車内に入る量にかかわります。
2枚のガラスの間に膜を挟んだ合わせガラスを、フロントガラス以外の窓にも使う車種があります。採用している窓の範囲は、車種とグレードで違います。
モーターとインバーターの高周波音
エンジン音が無い分、モーターやインバーターの高い音が耳につくことがあります。
感じ方は車種と人で違います。試乗では、ゆっくり加速するだけでなく、強めの加速も試して確かめてください。
プレミアムEVと量販EVの静粛性の差
低速域の静かさは、モーターで走るという仕組みによるもので、価格帯で大きくは変わりません。
差が出やすいのは、ロードノイズと風切り音が中心になる中高速域です。ガラスやタイヤ、車体の遮音材の仕様は車種ごとに違うため、カタログと試乗で確かめてください。
高速道路でEVは本当に快適か
高速域では、EVの静かさの利点は小さくなります。
国土交通省の検討委員会の報告は、時速20km以上でタイヤと路面の音が増えるとしています。高速道路の速度では、この音に風切り音が加わります。
報告は、エンジン音が静かな高級車と一般の車を比べた調査で、音量の差は2dB程度だったとも記しています。エンジン車どうしでも、車の外で聞く音の差は大きくありません。
高速走行時の車内の静かさは、動力の種類よりも、車体の形、ドアまわりのシール、ガラス、タイヤといった設計で決まります。
高速走行時の快適性を重視するなら、遮音にかかわる装備を確認してください。EVの充電ロスや航続距離とあわせて、高速道路が多い使い方に合うかを判断します。
EVの騒音と健康への影響
車の音は、乗る人と、道路の近くに住む人の両方にかかわります。
長時間運転での疲労軽減
エンジンの音と振動が無い分、低速で走る時間が長い渋滞や市街地では、車内が静かに感じられます。
速度が上がるとタイヤと風の音が中心になるため、高速道路の長距離移動では、エンジン車との違いは小さくなります。
聴覚への負荷と累積リスク
WHO欧州地域事務局のガイドラインは、道路交通騒音について、Ldenで53dBを超えると健康への悪影響と関連し、夜間にLnightで45dBを超えると睡眠への悪影響と関連するとしています。住まいの屋外で長期間受ける騒音についての指標です。EVが増えると低速で走る車の音は小さくなりますが、時速20km以上の音はタイヤと路面が中心のため、幹線道路沿いの騒音は車の動力が変わっても残ります。
車内会話と音楽鑑賞の質
停車中や低速ではエンジン音が無いため、同乗者との会話やオーディオの音が聞き取りやすくなります。
速度が上がるとロードノイズが増えるのはエンジン車と同じです。音の聞こえ方は車種で違うため、試乗で確かめてください。
ガソリン車・ハイブリッド車との実用的な静粛性比較
「静かさ」だけでEVを選ぶ必要はありません。ハイブリッド車やガソリン車にも静かな車はあります。
モーターだけで走れるハイブリッド車は、モーター走行中はEVと同じように静かで、車両接近通報装置の対象にもなっています。国土交通省の検討委員会は、モーターだけでは走れないハイブリッド車について、発進時にエンジンが始動するためエンジン車と同等に気付きやすいとしています。ハイブリッド車とEVの10年維持費比較も含めて総合的に判断したい。
エンジン車どうしの比較では、エンジン音が静かな高級車と一般の車の音量の差は2dB程度でした(同委員会の報告)。
時速20km以上では、動力の違いよりも車体の遮音設計が車内の静かさを左右します。静粛性を最優先にするなら、購入候補の2〜3車種を同じ道で試乗して比べるのが確実です。
生活環境への影響——住宅街と深夜の違い
EVの静かさが生きるのは、低速で走る住宅街です。
「騒音の目安」では、戸建住宅地の夜間は30dB台後半です。静かな時間帯ほど、エンジンの始動やアイドリングの音は目立ちます。EVは、発進のときにエンジン音がしません。
無音ではない点には注意が必要です。時速20kmまでは通報音が出て、時速10kmでは車から2mの位置で50dB以上になります。
夏場のEVエアコン使用時も、停車中にエンジンをかけ続ける必要がありません。排気ガスも出ません。
深夜や早朝の出入りが多い家庭や、住宅が密集した地域では、低速域の静かさが日常の利点になります。
EV購入時に確認すべき静粛性のチェックポイント
EVの静粛性は、車種・速度・装備で変わります。購入前に次の点を確認してください。
試乗時の確認項目
- 低速(〜20km/h)での通報音の大きさと音色——車の外に出て聞く
- 50km/h以上でのロードノイズ——路面の状態が良い道と荒れた道の両方で試す
- 強めに加速したときのモーター・インバーターの高い音
- 高速道路での風切り音
- 減速時(回生ブレーキ作動時)の音の変化
カタログ・スペックで確認すべき要素
- 合わせガラスの採用範囲(全窓か、フロントのみか)
- 標準装着タイヤの銘柄
- 遮音材の仕様(カタログに記載がない場合は販売店で確認)
- 車内の騒音を打ち消す機能(アクティブノイズコントロール)の有無
利用シーンから逆算して判断する
市街地中心なら、低速域の静かさが生きます。高速道路が多いなら、遮音にかかわる装備を重視してください。深夜や早朝の出入りが多いなら、発進時の静かさが利点になります。
EVの山道走行性能や急速充電規格の違いも含め、自分の利用パターンに合った車種を選びたい。EVの静かさは、低速域と生活環境での利点です。気になる車種は販売店で試乗し、自分の耳で確かめてください。
- 1試乗で低速・高速を両方確認
駐車場での発進(低速)と幹線道路の走行で、聞こえる音の違いを確かめる - 2走行音の種類を把握
ロードノイズ(タイヤ)・モーターとインバーターの音・風切り音の3種類。時速20km以上はタイヤと路面の音が中心になる - 3歩行者への注意義務を確認
時速20kmまでは車両接近通報装置が音を出す。車の外で通報音を聞いて確かめる
電気自動車の静粛性によるメリット
- 発進から時速20km程度までは、エンジン車と比べて音量の差が最大20dBある(国土交通省の検討委員会)。差が最大なのは停止から動き出すとき
- 停車中にアイドリングの音が無く、深夜や早朝の住宅街で発進時のエンジン音がしない
- エンジンの音と振動が無いため、低速では車内の会話やオーディオが聞き取りやすい
- 車両接近通報装置が義務になり(新型車は2018年3月8日から)、低速での歩行者への対策が標準で入っている
電気自動車の静粛性に関する注意点・デメリット
- 時速20km以上ではタイヤと路面の音が中心になり、エンジン車との差は小さくなる
- 通報音の義務があるため、低速でも無音では走らない(時速10kmで50dB以上)
- エンジン音が無い分、ロードノイズ・風切り音・モーターの高い音が目立ちやすい
- 英国の分析では、歩行者の死傷者数(走行距離あたり)が電気自動車・ハイブリッド車で約2倍だった(2013〜2017年)
よくある質問
EVは本当にガソリン車より静かなのか?
発進から時速20km程度までは静かです。国土交通省の検討委員会の報告(2010年)は、この速度域でエンジン車との音量の差が最大20dBあるとしています。同じ報告の図を読み取ると、差が最大なのは停止から動き出すときで、時速10kmでは約7dB、時速20kmでは約1〜3dBです。時速20km以上ではタイヤと路面の音が増え、差は小さくなります。
EVの接近音(AVAS)はオフにできるか?
オフにできません。2016年10月の保安基準の改正で、車両接近通報装置は作動を停止させる機能を持たないことが要件になりました。新型車は2018年3月8日、継続生産車は2020年10月8日から適用されています。
EVが静かすぎて歩行者に危険という話は本当か?
英国の2013〜2017年のデータでは、走行距離あたりの歩行者の死傷者数は、電気自動車・ハイブリッド車がガソリン車・ディーゼル車の約2倍でした(LSHTM・2024年発表)。日本では2018年3月から、新型車に通報装置が義務づけられています。
高速道路ではEVとガソリン車のどちらが快適か?
高速域ではタイヤと風の音が中心になるため、静かさだけでは優劣がつきません。動力の種類よりも、ガラスやタイヤ、車体の遮音設計で決まります。
EV専用タイヤで静かさは変わるか?
時速20km以上ではタイヤと路面の音が車の音の中心になるため、タイヤは静かさにかかわります。どの程度変わるかは製品で違うため、タイヤメーカーが公表している性能を確認してください。
マンション駐車場でEVの静音性はメリットになるか?
メリットになります。停車中のアイドリングの音が無く、発進時にエンジン音がしません。排気ガスも出ません。時速20kmまでは通報音が出るため、無音ではありません。
EVの静粛性は長距離運転の疲労に影響するか?
低速で走る時間が長い渋滞や市街地では、エンジンの音と振動が無い分、車内は静かです。高速道路ではタイヤと風の音が中心になり、エンジン車との違いは小さくなります。
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