「EVは維持費が安い」——条件次第では正しいが、全員にとっての正解ではありません。年1万km走り、自宅で充電できるなら、日産リーフ(B5 S)の10年間の費用はプリウス(G・ハイブリッド)より約59万円少なくなります。自宅で充電できず、急速充電のビジター料金(110円/kWh)だけに頼ると、逆にプリウスのほうが約35万円少なくなります。
プリウスHEV、日産リーフ、日産サクラの3車種を対象に、車両価格・CEV補助金・燃料代と電気代・自動車税を10年分合計しました。価格と燃費・電費はメーカー公式の値、補助金は次世代自動車振興センターの一覧(2026年10月6日現在)、ガソリン価格は資源エネルギー庁の調査(2026年10月5日)を使っています。
比較対象3車種のスペックと車両価格
比較するのは、ハイブリッド車のプリウス、普通車EVの日産リーフ、軽EVの日産サクラです。車格が違うため、サクラは「軽で足りる場合の選択肢」として見てください。
- 補助金を引いた車両価格は、リーフ B5 Sが約310万円、プリウス Gが約332万円で、リーフが約23万円安い(2026年12月31日までの登録)
- 年1万kmの燃料代・電気代は、プリウス約6.0万円、リーフ約3.7万円。自宅充電なら年約2.3万円リーフが少ない
- 10年の合計(車両・補助金・燃料と電気・自動車税)は、プリウス約428万円、リーフ約370万円、サクラ約250万円。急速充電(ビジター・110円/kWh)だけで走るとリーフは約463万円になる
プリウスHEV Gグレードのスペック
トヨタ・プリウスのG(2.0Lハイブリッド・2WD)は、メーカー希望小売価格が3,324,200円(税込)です。2026年7月に一部改良された現行モデルの価格です。WLTCモード燃費は28.4km/L、車両重量は1,400kg、総排気量は1,986ccです(トヨタ公式の主要諸元表・2026年10月)。
日産リーフ B5 Sグレードのスペック
日産リーフのB5 Sは、メーカー希望小売価格が4,389,000円(税込)です。バッテリーの総電力量は55kWh、一充電走行距離は521km、交流電力量消費率は118Wh/km(いずれもWLTCモード・国土交通省審査値)、車両重量は1,750kgです。以前の「リーフ e+」は現行のラインアップに無く、現行のリーフはB5(55kWh)とB7(78kWh)の2種類です。
日産サクラのスペック:軽EV第三の選択肢
日産サクラのXは、メーカー希望小売価格が2,599,300円(税込)です。バッテリーの総電力量は20kWh、一充電走行距離は180km、交流電力量消費率は124Wh/kmです。航続距離は短めですが、軽自動車のため軽自動車税は年10,800円で、普通車の自動車税より低くなります。
CEV補助金:EVは最大130万円の補助
国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)は、電気自動車で最大130万円、軽EVで最大58万円です。補助額は車種ごとに決まっていて、次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧に載っています。
日産リーフ B5 Sは129万円、日産サクラは58万円です。プリウスのハイブリッド車は補助の対象ではありません。補助金を引いた価格は、リーフが約310万円(4,389,000円−129万円)、サクラが約202万円(2,599,300円−58万円)、プリウスが約332万円です。
リーフの補助額は、登録日が2027年1月1日以降になると100万円に下がります。その場合の価格は約339万円で、プリウスより約6万円高くなります。次世代自動車振興センターは、申請受付の終了見込みを2026年12月上旬〜12月下旬めどと公表しています(2026年9月4日公表・申請状況で前後します)。予算額に達した日の前日で受付が終わるため、納車の時期と登録日の見込みを販売店に確認してください。
10年間の燃料費・電気代シミュレーション
| 年間走行距離 | プリウスHEV 年間ガソリン代 |
日産リーフ 年間電気代(自宅充電) |
日産サクラ 年間電気代(自宅充電) |
|---|---|---|---|
| 年間5,000km | 約3.0万円 | 約1.8万円 | 約1.9万円 |
| 年間1万km | 約6.0万円 | 約3.7万円 | 約3.8万円 |
| 年間1.5万km | 約9.0万円 | 約5.5万円 | 約5.8万円 |
| 年間2万km | 約12.0万円 | 約7.3万円 | 約7.7万円 |
※ガソリン代:プリウス G のWLTCモード燃費28.4km/L、レギュラー170.2円/L(資源エネルギー庁の調査・2026年10月5日の全国平均)。電気代:WLTCモードの交流電力量消費率(リーフ B5 S 118Wh/km、サクラ 124Wh/km)、目安単価31円/kWh。どちらもカタログ値で、実際の走り方では燃料代・電気代とも増えます。
年1万km走る場合、リーフの電気代はプリウスのガソリン代より年約2.3万円少なくなります。走る距離が長いほど、この差は広がります。
プリウスの年間燃料費
プリウス GのWLTCモード燃費は28.4km/Lで、年1万km走るのに必要なガソリンは約352Lです。レギュラー170.2円/Lで計算すると、年間のガソリン代は約6.0万円(59,930円)、10年間で約59.9万円になります。カタログの燃費どおりに走れない分だけ、実際の金額は増えます。
日産リーフの年間電気代
リーフ B5 Sの交流電力量消費率は118Wh/kmで、年1万km走るのに必要な電力量は1,180kWhです。目安単価31円/kWhで充電すると、年間の電気代は約3.7万円(36,580円)、10年間で約36.6万円です。東京電力のスマートライフSの夜間(午前1時〜午前6時・27.86円/kWh)で充電すれば年約3.3万円ですが、このプランはエコキュートなどを使う家庭向けです。
自宅で充電できず、外出先の急速充電だけで走る場合は逆転します。e-Mobility Powerのビジター料金(kWh課金・一般道路110円/kWh)で1,180kWhを充電すると年約13.0万円で、プリウスのガソリン代の約2.2倍です。自宅充電の有無が、EVの費用を左右する最大の分かれ目です。
日産サクラの年間電気代
サクラの交流電力量消費率は124Wh/kmで、年1万km走るのに必要な電力量は1,240kWhです。目安単価31円/kWhで年間の電気代は約3.8万円(38,440円)、10年間で約38.4万円です。1kmあたりの電気の消費はリーフ B5 Sより少し多いため、電気代はリーフとほぼ同じになります。
メンテナンス費:HVとEVで違う点検・交換項目
EVにはエンジンが無いため、エンジンオイルやオイルフィルターの交換がありません。点検や整備の料金は販売会社ごとに違うため、この記事の10年の合計には入れていません。
プリウスHEVのメンテナンス項目
ハイブリッド車はエンジンを積んでいるため、エンジンオイルとオイルフィルターの交換が必要です。日産は定期点検のパック商品について、ガソリン車はオイルやオイルフィルターの交換、電気自動車はEVならではの診断を行うと説明しており、同じ点検パックでも中身が違います。車検(新車は3年後、以後2年ごと)、タイヤ、ワイパーなどの消耗品は、ハイブリッド車とEVで共通です。
EV(リーフ・サクラ)のメンテナンス項目
EVで要らなくなるのは、エンジンオイル、オイルフィルターなどエンジンまわりの交換です。タイヤ、ブレーキ、冷却水、エアコンフィルター、補機用バッテリーの点検と交換は、EVにも必要です。
点検パックの料金は販売会社が決めています。購入前に、候補の車種の点検パックと車検の見積もりを取り、10年分を並べて比べてください。
10年TCO比較表:プリウス vs リーフ vs サクラ
電気自動車を選ぶメリット(HV比較)
- 自宅充電なら、年1万kmの電気代はプリウスのガソリン代より年約2.3万円少ない(リーフ B5 S・31円/kWh)
- 自動車税は年25,000円で、プリウス(2.0L)の年36,000円より低い。登録の翌年度は概ね75%軽減される
- CEV補助金(リーフ B5 Sは129万円)を引くと、車両価格はプリウス Gより約23万円安い
- エンジンオイルやオイルフィルターの交換が無い
電気自動車を選ぶデメリット・注意点(HV比較)
- 補助金が無ければ、リーフ B5 Sはプリウス Gより車両価格が約106万円高い。補助金を受けた車は原則4年または3年の保有が義務づけられる
- 自宅で充電できず急速充電だけで走ると、電気代は年約13.0万円になり、プリウスのガソリン代の約2.2倍になる
- カタログの一充電走行距離はリーフ B5 Sで521km、サクラで180km。冷暖房を使う季節や高速道路では短くなる
- バッテリーは年平均2.3%のペースで劣化する(Geotab社の実測)。保証は8年または16万kmが目安
| 費目 | プリウスHEV (G) |
日産リーフ (B5 S) |
日産サクラ (X) |
|---|---|---|---|
| 車両価格 | 332.4万円 | 438.9万円 | 259.9万円 |
| CEV補助金 | 0円(対象外) | ▲129万円 | ▲58万円 |
| 補助金後の車両価格 | 332.4万円 | 309.9万円 | 201.9万円 |
| 10年の燃料・電気代 (年1万km・自宅充電) |
約59.9万円 | 約36.6万円 | 約38.4万円 |
| 10年の自動車税 | 36.0万円 | 約23.1万円 | 約10.0万円 |
| 10年の合計 | 約428万円 | 約370万円 | 約250万円 |
※年間走行距離1万km・自宅充電(31円/kWh)・レギュラー170.2円/Lの試算。CEV補助金は次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧(2026年10月6日現在・登録日が2026年12月31日までの額)。自動車税は地方税法の標準税率(プリウス 年36,000円、電気自動車 年25,000円、軽自動車 年10,800円)の10年分から、EVの登録翌年度の軽減(概ね75%)を1回分引いた額。自動車重量税は、新車時は3車種とも免税です(プリウス G はエコカー減税で約22,500円が0円・トヨタ公式。電気自動車は初回の車検時も免税)。車検時の自動車重量税・自賠責保険・任意保険・車検と点検の費用・タイヤ・自宅の充電設備の設置費・売却時の価格は入れていません。
この前提では、10年の合計はサクラ、リーフ、プリウスの順に少なくなります。リーフとプリウスの差の約59万円は、補助金後の車両価格の差(約23万円)、燃料と電気の差(約23万円)、自動車税の差(約13万円)を足したものです。自宅に充電設備が無い場合は、200Vの充電用コンセントの設置に約7〜17万円(当サイトの目安)がかかり、差は約42〜52万円に縮まります。
TCO試算の詳細(自宅充電あり・年1万km)
プリウスHEV G:車両価格332.4万円+ガソリン代10年約59.9万円+自動車税10年36.0万円=約428万円。
日産リーフ B5 S:車両価格438.9万円−補助金129万円=309.9万円+電気代10年約36.6万円+自動車税10年約23.1万円=約370万円。自動車税は年25,000円の10年分(25万円)から、登録の翌年度の軽減分(約1.9万円)を引いています。
日産サクラ X:車両価格259.9万円−補助金58万円=201.9万円+電気代10年約38.4万円+軽自動車税10年約10.0万円=約250万円。軽自動車税は年10,800円の10年分から、登録の翌年度の軽減分(約0.8万円)を引いています。
条件を変えると結論も変わります。リーフの補助金が100万円(2027年1月1日以降の登録)なら合計は約399万円で、プリウスとの差は約30万円に縮まります。補助金が無ければ約499万円で、プリウスのほうが約70万円少なくなります。自宅で充電できず急速充電(110円/kWh)だけで走ると約463万円で、プリウスのほうが約35万円少なくなります。充電の単価が1kWhあたり約81円を超えると、10年の合計はプリウスのほうが少なくなります。
リセールバリュー:補助金の保有義務と売却時の注意
売却時の価格は、中古車の相場と車の状態で決まるため、この記事の合計には入れていません。EVを途中で手放す可能性がある場合は、次の2点を先に確認してください。
EVの売却で確認したい保有義務とバッテリーの状態
1つめは補助金の保有義務です。CEV補助金を受けた車は、原則として4年または3年の保有が義務づけられます。日産リーフと日産サクラの自家用は4年です。期間内に売却するなど処分する場合は、事前の手続きと補助金の返納が必要になります。
2つめはバッテリーの状態です。Geotab社がEV2万2,700台超を分析した実測(2025年)では、駆動用バッテリーの劣化率は年平均2.3%で、8年後も容量の約82%が残る見込みです。バッテリーの健康度(SOH)は販売店で確認できます。
ハイブリッド車には補助金の保有義務がありません。数年で乗り換える予定がある場合は、EVの補助金の保有期間と重ならないかを確かめてください。
シナリオ別の最適解:自宅充電の有無 × 走行距離で結論が変わる
費用の面での選び方は、「自宅充電の有無」と「年間走行距離」の2つで決まります。自分の条件に当てはめて判断してください。
シナリオA:自宅充電あり × 年間走行距離1万km以上
EVの費用が最も少なくなる条件です。年1万kmの10年合計は、リーフ B5 Sが約370万円、プリウス Gが約428万円で、リーフが約59万円少なくなります。年1.5万kmなら、リーフ約388万円、プリウス約458万円で、差は約70万円に広がります。
シナリオB:自宅充電あり × 年間走行距離5,000km以下
走る距離が短いと、燃料と電気の差は小さくなり、車両価格の差が効いてきます。年5,000kmの10年合計は、サクラ Xが約231万円、リーフ B5 Sが約351万円、プリウス Gが約398万円です。一充電走行距離180kmで足りる使い方なら、サクラが最も少なくなります。
シナリオC:自宅充電なし × マンション住まい
自宅で充電できない場合、EVの電気代の利点は無くなります。急速充電(ビジター・110円/kWh)だけで年1万km走ると、リーフ B5 Sの10年合計は約463万円で、プリウス G(約428万円)より約35万円多くなります。この条件では、費用の面ではプリウスが有利です。充電サービスの会員プランや、勤務先・商業施設の普通充電を使える場合は、差が縮まります。
シナリオD:セカンドカーとしてのEV導入
すでにガソリン車やハイブリッド車があり、近距離用にもう1台持つ場合は、サクラが候補になります。年5,000km走る場合の電気代は年約1.9万円(月約1,600円)、軽自動車税は年10,800円です。長距離はもう1台に任せ、通勤や買い物をサクラでこなす使い分けができます。
バッテリー劣化と長期保有リスク
EVを10年持つときに気になるのが、駆動用バッテリーの劣化です。年平均2.3%という劣化率(Geotab社・2025年)は全体の平均で、車種や使い方で差があります。
バッテリー劣化のメカニズムと実態
リチウムイオンバッテリーは、充放電の繰り返しや高温、急速充電の頻度などで劣化が進みます。年2.3%のペースなら、8年後の容量は約82%です。リーフ B5 Sの55kWhなら約45kWhにあたり、一充電走行距離は単純な比例計算で521kmから約425kmになります。
国内メーカーの多くは、駆動用バッテリーを8年または16万km保証しています。保証後に交換する場合の費用は、日産が2018年に公表したリーフの価格(新品24kWhで65万円、40kWhで82万円)から計算すると、1kWhあたり約2.1〜2.7万円です。55kWhにそのまま当てはめると約116〜149万円になります。2018年の発表に55kWhの価格は含まれていないため、目安として見てください。
充電習慣によるバッテリー劣化の抑制
Geotab社の実測では、低出力の充電を中心に使った車は8年後も容量の88%を保つ見込みで、高出力の急速充電を高い頻度で使った車は76%まで下がる見込みです。自宅の普通充電を中心にすることが、劣化を抑える方法になります。充電ロスについてはEVの充電ロス率と電力消費で詳しく取り上げています。
2026年以降の市場動向がTCOに与える影響
EVの費用は、補助金と税制、バッテリーの価格で変わります。決まっている変更と、検討中の変更を整理します。
取得時にかかっていた自動車税・軽自動車税の環境性能割は、2026年3月31日で廃止されました。自動車重量税のエコカー減税は2028年4月30日まで延長され、電気自動車は新車時と初回の車検時が免税です。
今後の変更で、EVの負担が増えるものもあります。令和8年度税制改正の大綱は、2028年度以後に新車登録する電気自動車の自動車税に、車両重量に応じた課税方式を導入するとしています。電気自動車とプラグインハイブリッド車には、2028年5月1日以後の車検から、車両重量に応じた自動車重量税の上乗せも予定されています。どちらも税額は令和9年度の税制改正で決まります。CEV補助金も、リーフのように2027年1月1日以降の登録で額が下がる車種があります。
バッテリーコスト低下の影響
BloombergNEFの2025年の調査(2025年12月9日発表)では、リチウムイオン電池パックの平均価格は1kWhあたり108ドルで、前年から8%下がりました。電気自動車用のパックは99ドルで、2年続けて100ドルを下回っています。同社は2026年も下がると見込んでいます。電池の価格が下がれば、車両価格と、保証後にバッテリーを交換する場合の費用の両方に効いてきます。
自分に合う1台を選ぶための判断フロー
10年の合計はサクラが最も少なく、リーフとプリウスは自宅充電と補助金の有無で順番が入れ替わります。費用だけでなく、走る距離と充電の環境に合うかどうかで選んでください。
判断の3ステップ
第一に、自宅で充電できるかを確認します。できるならEVの電気代の利点が生きます。できないなら、費用の面ではプリウスが有利です。第二に、年間走行距離を把握します。走る距離が長いほど、燃料と電気の差が広がります。1回の移動が短く軽で足りるなら、サクラが最も少なくなります。第三に、乗る年数を決めます。CEV補助金を受けたEVは、原則4年または3年の保有が義務づけられます。
次のアクション
まずは自分の年間走行距離と、自宅に充電設備を付けられるかを確認してください。その2つが分かれば、上のシナリオに当てはめて判断できます。EVの購入を検討しているなら、試乗して回生ブレーキの感覚や車内の静かさを確かめてください。EVの騒音レベルについてはEVの静粛性と騒音レベル比較も参考になります。夏場のエアコン使用による電費への影響はEVの夏季エアコンと電費影響で確認してください。
- 1年間走行距離を確認
自宅充電なら、年1万kmで燃料と電気の差は年約2.3万円。走る距離が長いほどEVの電気代の利点が大きくなる - 2自宅充電環境を確認
自宅に200Vの充電用コンセントを付けられるか確認する(費用の目安は約7〜17万円)。マンションは管理組合の合意が必要 - 3補助金の申請期限を確認
CEV補助金は車種と登録日で額が変わり、予算に達すると受付が終わる。次世代自動車振興センターの最新の一覧を確認してから購入を決める
よくある質問(FAQ)
EVとHVではどちらが10年間のトータルコストが安いか?
年1万km・自宅充電の試算では、日産サクラ Xが約250万円、日産リーフ B5 Sが約370万円、プリウス Gが約428万円です(車両価格・CEV補助金・燃料と電気・自動車税の合計)。自宅で充電できず急速充電だけで走ると、リーフは約463万円になり、プリウスのほうが少なくなります。
CEV補助金はいくら出るか?
電気自動車は最大130万円、軽EVは最大58万円で、額は車種ごとに決まっています。日産リーフ B5 Sは129万円(2027年1月1日以降の登録は100万円)、日産サクラは58万円です(次世代自動車振興センターの一覧・2026年10月6日現在)。
EVのバッテリーは10年でどのくらい劣化するか?
Geotab社の実測(2025年)では、劣化率は年平均2.3%で、8年後に容量の約82%が残る見込みです。リーフ B5 Sの55kWhなら約45kWhにあたります。国内メーカーの多くは8年または16万kmを保証しています。
EVのメンテナンス費はHVより安いか?
EVにはエンジンオイルやオイルフィルターの交換がありません。タイヤ、ブレーキ、車検などは共通です。点検パックや車検の料金は販売会社が決めているため、候補の車種で見積もりを取って比べてください。
自宅に充電器がなくてもEVは維持できるか?
維持はできますが、電気代の利点は無くなります。急速充電(ビジター・110円/kWh)だけで年1万km走ると、リーフ B5 Sの電気代は年約13.0万円で、プリウス Gのガソリン代(年約6.0万円)の約2.2倍です。
プリウスとリーフ、どちらのリセールバリューが高いか?
売却時の価格は相場と車の状態で決まるため、この記事の試算には入れていません。EVは、CEV補助金を受けると原則4年または3年の保有が義務づけられ、期間内に処分すると補助金の返納が必要です。バッテリーの健康度(SOH)も価格にかかわるため、売却の前に販売店で確認してください。
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